5つのタイトルが詰まったバリューパック【オレンジボックス】レビュー
鬼頭世浪(編集部)
公開日時:2008/05/29 20:56
GameSpot スコア
7.8
良作
| 操作性 | 9 | |
| ビジュアル | 10 | |
| サウンド | 7 | |
| 満足度 | 7 | |
| 独自性 | 6 |
難易度:
とても難しい
わかりやすさ: 1〜3時間
わかりやすさ: 1〜3時間
Valve Softwareが開発し、日本ではエレクトロニック・アーツより2008年5月22日に発売された「オレンジボックス」は、ハーフライフシリーズのファンをガッチリと掴んで、チームフォートレス2で賑わい、Portalでさらに魅了するボリューム感溢れるタイトルだ。
Valve Softwareが開発し、日本ではエレクトロニック・アーツより2008年5月22日に発売された「オレンジボックス」は、ハーフライフシリーズのファンをガッチリと掴んで、チームフォートレス2で賑わい、Portalでさらに魅了するボリューム感溢れるタイトルだ。
「オレンジボックス」は、2004年11月にPCで発売された「ハーフライフ2」をはじめ、2006年1月に発売された「ハーフライフ2 エピソード1」、シリーズ最新作である「エピソード2」といったハーフライフ 2 シリーズ3作品が遊べるほか、次元を飛び越えるパズルゲーム「ポータル」、仲間と協力しながら戦う「チームフォートレス2」の5タイトルを詰め込んだパッケージだ。
名作ハーフライフシリーズの入門パッケージ
「ハーフライフ2」シリーズは、海外での人気も非常に高く、また日本でも古くからのPCゲーマーには人気を博しているタイトルだ。オレンジボックスに収録されているハーフライフ3タイトルは、FPSとしての要素のほか、重力ガンを使ったパズル的要素も含まれており、これまで同作を遊んだことのない人であれば十分楽しめるタイトルといえるだろう。
また、エピソード2に関しては、最新作であるため、シリーズタイトルを遊んだことのある人であれば、ぜひストーリーを進めてもらいたい。
とはいえ、残念な部分として、3部作であるため、ストーリーが中途半端なパートで終わってしまう部分かもしれない。
Game of the Yearを獲得したタイトルは3Dアクションパズル
「ポータル」は、3次元空間と物理エンジンを利用したパズルゲームで、Game Developers Conference 2008にて行なわれた「Game Developers Choice Awards」にて、Game of the Yearを獲得したタイトルだ。プレイヤーは3Dで表現された各フロアを、ブルーポータルとオレンジポータルをつなぎ合わせ、ステージ上のパズルを紐解いていく。
各フロアでは、ポータルでのキャラクターの移動のほかに、スイッチにブロックを置くことで開く扉や、ポータルを駆使してオブジェクトを特定位置に運ぶといった パズル的な要素も含まれており、ステージによっては床と天井をポータルでつなぎ合わせ、高い位置にあるブロックを落としたり、時差によって開くオレンジのポータルと青いポータルを駆使して様々な足場へと移り進んで出口へと進むステージがある。
また物理エンジンを駆使することで、たとえば床と壁にポータルを設置し、床に設置されたポータルに向かって飛び込むと、落下時のスピードを維持したまま壁に設置されたポータルから排出されるといった要素もある。これらの動作を利用することで、距離のある段差の移動を可能にすることなどが可能で、ステージ上に配置された謎を様々な観点から考察し、日本的なパズルとは違ったアクションも付与されたパズルをクリアしていく。
初めのうちは、ポータルの出入りやオブジェクトの移動など、慣れない部分で困惑するかもしれない部分も多いが、ポータルガンをはじめとする機能を理解していくと、クリアするまでのが非常に楽しくなってくるだろう。
オンラインは「チームフォートレス2」で楽しもう
チームフォートレス2は、オレンジボックスで唯一マルチプレイが楽しめるタイトルだ。プレイヤーはヘヴィー、スパイ、スカウト、デモマン、エンジニア、メディック、スナイパー、ソルジャー、そしてパイロという9つのユニークな能力を持ったキャラクターを駆使して、仲間と共に戦う。
ゲームルールは、敵陣から旗を奪い自陣に持ち帰る“旗取り”とマップ中にある特定エリアを占拠する“コントロールポイント”のふたつを楽しむことが可能だ。
各キャラクターは、エンジニアであればテレポーターを設置してリスポーンした仲間を瞬時に激戦区へ送る能力や、スパイであればライバルに変装したり隠れたりしながら相手をだますといった非常に特徴的な能力を駆使して戦うことが可能だ。
どちらかといえば、主流になりつつあるリアル系FPSというよりは、アーケード系のゲームシステムに近く、シビアに戦うというよりは、ひたすらに撃ちまくって戦うといった印象を受けた。
個々のプレイヤースキルよりはチームワークでの戦術を駆使することで非常に楽しめる作品だ。
ボイスチャットなども駆使して戦うとより一層楽しさが増すのではないだろうか。
北米版の発売から半年が経過している部分に時代遅れを感じるかもしれない
オレンジボックスは、北米では2007年10月に発売されており、ローカライズなどの期間を含め日本では約7か月後の発売となった。日本語版のローカライズ部分では、音声などに変更はなく、ストーリー中の会話は日本語字幕によって表示される。
ゲームによっては、この字幕の表示が若干見づらく、人によってはこの部分でストレスになるかもしれないし、音声なども含めたローカライズを行っている他タイトルと比べると、テキスト量の多さも加味したとしてもローカライズ部分は少々厳しいと感じる部分ではないだろうか。
また、オレンジボックスに収録されているタイトルは、どれも非常に面白い作品ではあるが、発売からかなりの月日が経過しているため、古めかしい印象を受ける人もいるかもしれない。
ちなみに本作で使用されている3D描画システム“Sourceエンジン”は、「3Dゲームは酔うから苦手」という人には、より一層苦手になってしまう危険性もある。このあたりは良い作品なだけに非常に残念だ。
とはいえ、まだ一度もハーフライフに触れたことがないFPSユーザーや、Game of The Year 2007に輝いたポータルを遊んでみたい人は、5タイトルが1本に収録されているお得なパッケージなので、是非ともプレイしてみてほしい。
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