【テュロック】恐竜や闇の部隊との三つ巴の戦いを生き延びろ
翻訳校正:川村インターナショナル
GameSpot スコア
| 操作性 | 7 | |
| ビジュアル | 7 | |
| サウンド | 7 | |
| 満足度 | 7 | |
| 独自性 | 7 |
わかりやすさ: -
「TUROK(テュロック)」は、Disneyのインタラクティブ部門であるTouchstone制作なだけあり、まるで映画の脚本をベースにしたかのような印象を受けるゲームである。この新しい「テュロック」は、前作から6年ぶりの新作となるが、さまざまな点が刷新されている。これまでのタイムトラベル要素はなくなり、恐竜の生息する未知の惑星に宇宙船が不時着するというSFストーリーとなっている。次々に展開するアクションとストーリーは典型的なハリウッド大作映画を思わせる作りになっており、どこかで見たようなストーリー展開、安っぽいセリフ、そして容赦ないアクションが満載の作品となっている。
おなじみの恐竜ハンターテュロックが、今作では宇宙船に乗り込む
主人公は、ネイティブアメリカンの血を引く戦士ジョセフ・テュロック。かつて一員であった闇の部隊を捕獲する作戦に参加している。かつてこの部隊に所属していた事実から、他の隊員たち(Ron Perlman氏、William Fitchner氏、Donnie Wahlberg氏などの俳優陣が声を担当)はテュロックに不信感を抱いている。隊員の1人が自分の弟の死についてテュロックを責める場面があるが、あまりにもありきたりなセリフなので、どこかの映画のシーンで耳にしたように感じるだろう。この他にもさまざまな映画やゲームから拝借してきたような場面が数多く登場し、「アンリアル」「ジュラシックパーク」「特攻大作戦」などをごちゃ混ぜにしたようなストーリーが展開される。キャラクターや乗り物のビジュアルデザインは、「Gears of War」を思わせるものになっている。
とはいえ、あくまでゲームの中心となるのは恐竜、巨大サソリ、古代トンボ、トカゲなどとの戦闘である。テュロックたちが不時着した惑星は実験場で、進化技術が暴走した状態であることが判明するが、いったいだれがその首謀者なのかは謎のままである。続編への含みを持たせる作りとなっている。また、多彩な恐竜アクションが満載で、すばやい動きで襲いかかってくるヴェロキラプトル、おとなしい草食恐竜、そしてもちろん巨大なティラノサウルスも登場するなど、恐竜ファンにはたまらないゲームになっている。
主人公はパルスライフル、ショットガン、ロケットランチャーなどの標準装備を使用できる。1度に携帯できる武器は2つまでで、一部の武器は両手に装備することも可能だ。とはいえ、最も頼りになる武器はナイフである。このゲームには、映画さながらのアクションシーンが数多く登場する。そのようなシーンでは、ボタンやトリガをすばやく操作し、小型の恐竜を持ち上げ、太ももに叩きつけて背骨を折ったり、上に飛びかかって頭にナイフを突き刺すなどのアクションをこなす必要がある。こうしたアクションの出来があまりにも素晴らしく、ナイフで恐竜を刺すのが快感になってしまうほどだ(これは少しいかがなものかと思うが)。
定番の武器であるナイフは、他のどんな武器よりも攻撃が決まった時の爽快感が大きい
テュロック には、初めてヴェロキラプトルの群れに遭遇するシーン(高い草むらに隠れて恐竜が見えず、頭上に現れた時にはもう手遅れ)など、素晴らしい場面がいくつかあるが、問題点もある。まず、人間の敵がきわめて平凡で、恐竜との戦いの邪魔にしかなっていない。さらにやっかいなのは、特に大規模なバトルになると戦闘がなかなか終わらないことだ。巨大サソリやヴェロキラプトルの大群をやっとのことで倒したと思って向きを変えると、今度は別の大群が襲い掛かって来て、それを倒してもまた3番目の群れがやってくるという具合である。最初の大群との戦いは楽しくても、3番目の群れと戦う頃にはイライラが募ってくる。ゲームデザイナーがゲームを必要以上に長引かせようとしているように感じてしまうのだ。セーブポイントが少ないため、最後の群れとの戦闘で死んでしまうと、ステージの頭からやり直しになるのも問題である。
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