MS、MW 泣ける物語「ロストオデッセイ」の完成披露記者会見を開催
マイクロソフトとミストウォーカーは2007年11月19日、東京・Bunkamuraオーチャードホールにて、「ロストオデッセイ 完成披露記者会見」を開催した。
本イベントは、第一部に2007年12月6日に発売する「ロストオデッセイ」の制作に携わった坂口氏や植松氏、そして重松氏が登壇し、本作の魅力や制作過程について発表する完成記念発表会、第二部には、植松氏総指揮による「ブルードラゴン」「ロストオデッセイ」のオーケストラコンサートが行われるというもの。
![]() |
|---|
| ミストウォーカー代表 坂口博信氏 |
第一部ではまず、ロストオデッセイ制作総指揮、ミストウォーカー代表 坂口博信氏が登壇し、本作を説明「制作期間が非常に長くかかってしまったが、ようやく完成しました。3年かかり、制作途中では、チームが崩壊の危機に陥るなど、別の意味でもハードルの高かった作品です。デバッグ中のプレイでは、色々な形で胸をつかまれつつ、いい作品に仕上がったと思います。」と挨拶を交わした。
またゲームの説明に入る前に本作の制作過程での話として、「途中色々な面で非常にシビアな時期があったが、その救ってくれたのは井上武彦さんの絵だったり、重松さんのシナリだった。ゲームプレイ中に、つい涙が出てしまうような、いい話にもなっている」と本作を強調。
また「植松さんの楽曲は、ブルードラゴンではBGMなど音楽関係を全曲を担当してもらたが、今回はジングル(効果音など)も担当してもらった。
スクウェア時代からのスタッフ、それに開発チームのみんなにも支えてもらったし、ボイスアクターの方々など様々な人の助けを得て本当にいいものに仕上がっている。
ぜひプレイしてもらえたらと思っている。この場を借りて開発チームのみんなにお礼を言いたい」と語っていた。
続いて、完成版となる本作の坂口氏による実演プレイが開始された。
実演プレイでは、発表会用に作成されたキャラクターデータが設定されたものが使用され、魔法のランクが高いものや装備の種類などが多めに設定されており、ゲームストーリ中にある、大軍勢にたった3人で挑むという場面を起用。
戦闘中は、状況に応じて装備を変更して効果をアピールしたり、各魔法のエフェクトなどランクごとに披露されていた。
最後は主人公が雷のようなものに打たれた瞬間に実演プレイは終了。続きが非常に気になる内容だった。
ちなみに坂口氏は「前回の発表会ではボスに負けてしまい、不評だったので、今回は勝ててよかった」とコメントしていた。
![]() |
|---|
実演プレイが終了するとスペシャルゲストとしてロストオデッセイの音楽を担当する植松伸夫氏、シナリオを手がけた重松清氏が登壇。
両者、軽い挨拶を交わし、本作がようやく発売されるにあたり、植松氏から「制作から3年くらいまえにシナリオをいただいた気がするが、やっとできたかと…長かったです」とコメント。
重松からは「PCの壁紙にパッケージの絵にあるカイムを壁紙にしていますが、あの鋭い目つきに3年間睨まれつつ、僕の原稿もふくめ、本当にできるのかと思っていましたが、できあがってよかったです。」とコメントしていた。
また重松氏は小説家ということもあり、「みんなと一緒にひとつの世界を作り上げるのは新鮮であり、大変ではあったが、できあがってよかった。」とも話していた。
3人による本作の魅力という説明で、坂口氏からは「ホロっとしつつ胸をつかむような作品にできあがりました。」とコメントがなされ、重松氏からは「ゲームの中で僕の小説が料理されているか、まだ見ていないので、すごい楽しみです。坂口さんの描く大きなイメージの“命”とぼくの描くささやかな生活の中での“命”がうまく組み合わさっていると思います。」とのこと。
また坂口氏「植松さんの悲しいメロディや、井上さんの挿絵風の絵が入る場面もあります。映像こそありませんが、昔通っていた小学校の教室で懐かしさを覚えるような作品です」と語っていた。
植松氏「今の僕らの表現が稚拙なだけで、ゲームは表現として開発の余地はあると思います。国内外では親御さんが、ゲーム音楽のコンサートにいくといわれるといい顔をされない。ゲーム=悪のような偏見は早くなくしていきたい。」と語っていた。
|
|
|---|---|
| 重松清氏 | 植松伸夫氏 |
また、発表会にこそ参加できなかったが、キャラクターデザインを手がけた井上雄彦氏が登場ビデオメッセージなども披露された。
続いて、坂口氏、植松氏以外の二人は、これまでゲーム制作には無縁ではあった。今回のゲーム制作過程ではどのような苦労話があったのかという問いに、坂口氏は「最初はちょっと水と油のような、初めてゲームに組み入れるものという感触があった。井上さんの絵が3Dで動いてどんな表情をするいった部分……植松さんとは20年一緒にやってきているが、今回音楽がちょっと変わっていますよね。」と植松氏に話を振り、植松氏からは「いくつか実験的なものも、テーマが命や1000年生き続けている死ねない男の話なので、明るいテーマはかけなかったが、女の人の声をどっかに入れたいなと、メールで打ち合わせをしていた時に、坂口さんから女性の声を曲に入れたいとあって、これだ! と、いただき! と女性のコーラスを入れました。曲中には、母親のような声を入れた自信作に仕上がっています。」といったトークが交わされていた。
|
|---|
さらにゲストとして、キャラクターの声を当てるボイスキャストとしてカイム役の豊川悦司さん、ヤンセン役の豊原攻輔さん、サラ役の上原多香子さんが登壇。
豊川さんからは、「ロストオデッセイという、壮大なプロジェクトに関われたことをうれしく思います。」
豊原さんからは「ゲームの中の声優という仕事は初めてだったが、非常に楽しかった。」
上原さんからは「ゲームのアフレコというのは初めてだったが、壮大な作品に参加できたのを光栄に思います。」
と、それぞれ挨拶を交え、本作に関わったことへの感想を述べていた。
また、それぞれ役を担当したキャラクターに関わる質問が行われ、カイム役の豊川さんは、“1000年死ねないというテーマに関して”という問いに対し、「人間としてきちっと死んでいきたいですね。」とコメント。
ヤンセン役の豊原さんは“酒と女をこよなく愛する自由人”という問いに対し、「北米版のロストオデッセイのヤンセンは非常によくしゃべるキャラクターなんですよ。日本語版ではかなり多くのアドリブを入れさせていただいてます。共通点としては、今日二日酔いな部分かな」とコメント。
サラ役の上原さんにはカイム同様の質問が投げられ「サラは悲しみから自分の姿を老婆に変えてしまい、そこからゲームを進行していき、元に戻るといった流れがあります。1000年死ねないと思ったら歴史を書きものにして次の人に残していきたいですが、私がサラなら同じようなことになったかもしれません。」とコメントしていた。
最後に発売を控えた本作の思いとして坂口氏から「発売日はまだなんですが、生まれたわが子という感じです。制作が終って2週間くらいしてから、やってみました。やる価値は十分にあると素のユーザーの気持ちでプレイして思った作品です。よろしくお願いします。」と本作の自信を含めた挨拶を終え、記念披露記者会見は終了した。
|
|
|---|
|
|---|
GameSpot フォーラム
| ロストオデッセイについてのスレッドの一覧 | ||
|---|---|---|
| スレッド名 | メッセージ | 最終更新 |




