DirectX 10 vs DirectX 9--ロストプラネットで比較
翻訳校正:編集部
われわれは、どんなものでもいいからDirectX 10を使ったゲームが登場するのを長い間待ち望んでいた。「Windows Vista」がリリースされてから半年近くが経過し、われわれは2006年11月以来、「NVIDIA GeForce 8800GTX」の貴重なGPU性能をありきたりのDirectX 9のゲームに無駄に使ってきた。最初は「Crysis」か「カンパニー オブ ヒーローズ」、あるいは「Supreme Commander」(これはもう出る予定がない)が、Windows VistaのDirectX 10の世界を見せてくれる最初のゲームになると期待したのだが、パッチの遅れやWindowsのリリース日の移動などから、「Xbox 360」からの移植タイトルであるロストプラネットがスポットライトを浴びることになった。
ロストプラネットは、もともと2007年1月にXbox 360でリリースされたものだ。このゲームはモンスターや雪賊、大砲、さらに巨大なモンスターなどで埋め尽くされた氷の惑星を舞台にしたもの。雪賊であるウェインは、雪で覆われた地で父の死への復讐の道を切り開く。荒涼とした極寒の世界は、ハイダイナミックレンジの陰影処理の恩恵を強調するのに最高の背景だ。白い環境はまぶしい太陽の光を反射し、素晴らしいパーティクルシステムが雪の氷の塊を舞い上げる。
このゲームはDirectX 9でも10でも素晴らしく見えるが、われわれには2つのバージョンの間に大きな違いを見ることはできなかった。陰影はDirectX 10では若干よいように見えたが、これはシャドウ設定を高にできるからで、DirectX 9では中の設定しか使えなかったからに過ぎない。表示面で2つのバージョンに大きな違いを見ることができなかったわれわれは、カプコンにDirectX 10バージョンでは何が違うかを聞いてみたところ、カプコンの関係者は、DirectX 10での改良点は、基本的に「ジオメトリシェーダ、深度処理、ストリーム出力」の利用によって、「10〜20%」性能を向上させたと述べた。これは、ロストプラネットのデモでは、DirectX 10は性能向上のためにしか使われておらず、進化したグラフィック効果には使われていないということだ。
さらにわれわれは、DirectX 10のバージョンのロストプラネットは、全く同じ設定下で、DirectX 9のバージョンのものよりも目立って遅くなることを発見した。それに加え、DirectX 10で見られる高品質の陰影は余分にかかる負荷を正当化するものではないように思えた。カプコンによれば、DirectX 10開発プロセスはNVIDIAと協力して行ったため、デモリリースについてはATIの「Radeon HD 2900 XT」へのチューニングは行われなかったという。そのため、ATIとNVIDIAの比較は行わなかった。
ロストプラネットのデモは、このゲームの最終バージョンではないが、6月26日のリリース前に開発者が新しい効果を加える時間はあまりないだろう。DirectX 10のグラフィックを楽しもうと思うなら、これまで通りCrysisかカンパニー オブ ヒーローズを待つ方がよさそうだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
Lost Planet Performance 1280x720
(Longer bars indicate better performance)
Lost Planet Performance 1600x1200
(Longer bars indicate better performance)
Lost Planet DirectX 9 vs. DirectX 10
テスト環境:
System Setup: Intel Core 2 X6800, EVGA nForce680i SLI, 2GB Corsair Dominator CM2X1024 Memory (1GB x 2), 160GB Seagate 7200.7 SATA Hard Disk Drive, Windows Vista Ultimate. Graphics Cards: Nvidia GeForce 8800 GTX 768MB. Graphics Driver: Nvidia Forceware beta 158.43.
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