【Super Street Fighter II Turbo HD Remix】プレイレポート
翻訳校正:アークコミュニケーションズ、瀧野恒子
「Street Fighter」とささやくだけで、誰もが仕事の手を休めて集まってくる。「Street Fighter」シリーズを愛するファンの心情は、ちょうどそんな感じである。発売元のカプコンは、2008年にはこの事実を痛感するはずだ。カプコンはまもなく発売予定の「Street Fighter IV」の開発を本格的に進めているのに加えて、さらに別のダウンロード用である「Super Street Fighter II Turbo HD Remix」の仕上げにとりかかっている。われわれは、カプコンが先日開催したプレス向けイベントでこのゲームの開発者と接触した。そして、新バージョンの完成版がどのようになるのか話を聞くとともに、われわれ自身で試してみた。
HD Remixには、盛りだくさんのコンテンツが約束されている。かつてない高解像度で描かれるStreet Fighterのキャラクターや背景に加えて、オンライン版と同様に同じゲーム機でシングルプレーヤーモードと1対1の対戦の両方を楽しむことができる。「Super Street Fighter II Turbo」一筋のファンには、オリジナル版の2Dスプライトを使ってゲームをプレーできたり、サウンドトラックをオリジナル版とリミックス版から選択できたりするのもうれしい。
このゲームの開発を担当したBackbone Entertainmentの開発者は、シリーズのファンからフィードバックを集めるとともに、オリジナル版「Super Street Fighter Turbo II」の調査と分析に長い時間を費やした。オプションのバランス調整モードは、そうした調査から得られた成果の1つである。開発者によれば、このバランス調整モードを採用した結果、ゲーム内のキャラクターに多少の変化が生じた。われわれが聞いたところによれば、その目的はゲーム内の最も弱いキャラクターと最も強いキャラクターの実力の差を小さくすることにある。そうである以上、丸ごと全部変わるという話ではない。場合によっては、1つか2つのワザに多少の調整が加えられる程度である。しかしその結果、キャラクターは強さという点では一歩互いに歩み寄ることになる(ただし同じ強さにはならない)。
HD Remixのベータテストは、まもなく開始される(参加するには、まず別のダウンロード用カプコン製ゲーム「Wolf of the Battlefield: Commando 3(戦場の狼II)」のXbox Live Arcadeバージョンを購入する必要がある)。ベータテストは8週間にわたって実施され、プレー可能なキャラクター2人(ケンとリュウ)が1つの背景上で決着がつくまで戦う。ベータテストの目的?それは、HD Remixのオンラインプレーの原動力となる最新のネットワープログラムに潜む不具合を解決することにある。「Street Fighter II Hyper Fighting」のオンライン版では、パフォーマンスが今ひとつであった。それは誰の記憶にも新しい。そのためカプコンは、時おり動作が遅くなるという同じ問題をHD Remixから完全に排除したい考えのようだ。HD Remixのフルバージョンには、「クォーターマッチ」モードや「世界ランキング」モード、キャラクター別スコアボードが含まれる。プレーヤー本人や対戦する友人の完全な対戦記録も導入される。
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