「Wii Music」、米国では苦戦
翻訳校正:石橋啓一郎
広告の大交響曲にも関わらず、宮本茂氏の「ビッグ4」タイトルの最後の作品は、米国の小売店では苦戦している。一方、Nintendo of Americaの幹部は、このタイトルを「息の長い」ものになると述べている。
NPD Groupが米国時間11月13日に10月の販売統計を発表した際、トップ10から抜け落ちているタイトルがあった。「Wii Music」だ。任天堂は何週間もの間、広告費をふんだんに使い、「ビッグ4」の最後のタイトルであるWii Musicを大きく宣伝してきた。Wii Musicに「Wii Sports」「Wii Play」「Wii Fit」を加えたビッグ4は、従来のゲームとは異なっており、ゲームファン以外の層に訴求するものだと考えられている。任天堂は米国の報道陣に対し、伝説的ゲームデザイナーである宮本茂氏にこの最新作を説明させることまでした。
残念ながら、このドンキーコングのクリエイターの魅力を借りた大々的なメディア攻勢でさえ、Wii Music熱を喚起することはできなかったようだ。NPDのデータによれば、Wii Musicは10月20日の発売以降11日間で、8万1000本弱しか販売されなかった。この数字は、Wii Fitが4月19日に米国で発売されてから同様の期間で68万7700本販売されたのに比べると、非常に小さいものだ。
Wii Musicの精彩を欠いたデビューは、E3 2008での任天堂のライブジャムセッションの失敗が原因だという人も多いだろうが、そのほかにも2つのもっともらしい理由がある。まず第1は、リズムゲームジャンルは飽和状態にあるということだ。現在は「Rock Band」と「Guitar Hero」が主導権を巡って真っ向から争っており、「Rock Revolution」「Ultimate Band」やその他のタイトルもそれに追いつこうとしている状況だ。
第2は、Wii Musicはビッグ4の中で唯一ハードウェアがバンドルされていないタイトルだということだ。49.99ドルのWii Playは、通常なら39.99ドルのWiiリモコンが同梱されていることもあって、継続的によく売れており、10月の販売本数は28万2000本だった。Wii Fitが89.99ドルの価格で48万7000本販売されたのも、バランスWiiボードの魅力によるところが大きい。Wii Sportsは米国では249ドルのWii本体に同梱されているため、10月には80万販売されている。
当然ながら、任天堂は強気の見方を示そうとしている。「われわれは、このタイトルは息の長いものになると予想している」と、Nintendo of Americaの販売およびマーケティング担当エグゼクティブバイスプレジデントであるCammie Dunaway氏はMTVに対し述べている。「これは、発売後静かなスタートとなった『脳を鍛える大人のDSトレーニング』が、その後250万本を販売したのと同様である。確かにWii Fitのローンチはこれよりも大規模だった。しかし、わたしはユーザーがWii Musicのことを理解し始めてくれていると考えている」(Dunaway氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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