宮本茂氏が語る「Wii Music」、競合リズムアクションゲームとの違い
翻訳校正:川村インターナショナル
2006年のElectronic Entertainment Expo(E3)、任天堂プレスカンファレンスで初めて「Wii Music」が公開された時、会場には歓喜の渦が巻き起こった。白のちょうネクタイとイブニングコートを身に付けた宮本茂氏がステージに上がり、Miiアバターのオーケストラを指揮すると、何百人もの熱心なファンと、ゴマすり半分のメディア関係者から歓声が上がった。この時プレイしていたのがWii Musicだったのだが、Wiiリモコンで音楽を演奏できるというこのゲームは、当時は謎に包まれたタイトルだった。
それから約3年後、任天堂は、2008年のE3プレスカンファレンスに一部のファンとジャーナリストを再び集めてWii Musicを披露したのだが、結果は全く違ったものだった。「Wii Sports Resort」「Guitar Hero Decades」「グランド・セフト・オート:チャイナタウンウォーズ」の発表は別として、ゲームの発表よりも利益を強調する長く退屈なプレゼンテーションの後、任天堂の重役たちが宮本氏とともにステージに上がり、Wii Musicをプレイしてジャムセッションを始めた。しかし、そこで演奏されたファミリーコンピュータの名作「スーパーマリオブラザーズ」のテーマは、一部のメディアから「調和に欠ける」などと取り繕った表現で批評されるほどで、Game Informer誌がこのイベントに「D」の評価を与える大きな要因となってしまった。
Wii Musicがヒットしないのではないかという懸念は、本作が発売から1週間で約9万2000本を売り上げ、メディアクリエイトによる日本での売り上げチャートで初登場1位を記録したことで若干緩和された。しかし、米国での反応はあまり芳しいものではなく、Metacriticの評価は平均63点(100点満点)だった。GameSpotの記事でも、本作は「楽しく魅力的だが、単純で深みがない」とまとめられている。Varietyは、「多様な音楽スタイルを学ぶ手段としては良い作品だが、『ギターヒーロー』や『Rock Band』が持つ遊びやすさと実際に演奏しているようなスリルに欠ける」と評している。
当然ながら、宮本氏はそうは考えていない。Entertainment Software Associationが毎年開催しており、11回目を迎えたイベント「Nite to Unite」で表彰を受けた後、「ドンキーコング」やWii本体など、任天堂の多くの主力製品を手がける宮本氏は、Wii Musicについてリポーターグループのインタビューを受けた。
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