「METAL GEAR 20th ANNIVERSARY PARTY」第二部 MGと共に歩んできた光と闇
KONAMIは2007年7月24日、METAL GEAR生誕20周年パーティ「METAL GEAR 20th ANNIVERSARY PARTY」を2007年7月24日、東京のザ・リッツ・カールトン東京で開催した。
パーティは二部構成で行われ、第一部ではプレスカンファレンスによる、新規タイトルの紹介。 第二部では、小島秀夫氏とゲストによるトークショウやライブなどのイベントが催された二部構成で行われた。 一部では、既報のとおり、PS3「METAL GEAR ONLINE」、PSP「METAL GEAR SOLID 2 BANDE DESSINEE」(仮称)、モバイル「METAL GEAR SOLID MOBILE」が発表され、そのほかにもPLAYSTATION PREMIEREでも公開された「METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS」の実機による実演が行われた。詳しくはこちらの記事を参照してほしい。
トークショウは2回に分けて行われ、まず第1回目は菊地由美さんを進行役に、小島秀夫氏、MSXアソシエーション専務理事 横井英克氏、パワプロプロダクション エグゼクティブプロデューサー 上原和彦氏が登壇。
横井氏がMSXの歴史を語りつつ、小島氏から、「MSX時代は闇。プレイステーション時代は光」といった爆弾発言が飛び交うなか、上原氏と同期であることを説明。
当時のKONAMIには、アーケード部門、ファミコン部門、そして小島氏、上原氏が所属していたMSX部門があったことが語られた。
上原氏もまた、「METAL GEAR」のサウンドを担当しており、そのほかにも、「スナッチャー」のサウンドとプログラム担当。スナッチャーで採用されたロムカセットの中に音源を組み込んだS.C.Cサウンドなども二人の考案だとのことだ。
また、メタルギアが生まれたきっかけは、社内で“MSXでコンバットゲームを作ってくれ”というオファーからだということが明らかにされた。
MSXはハードの仕様上、派手に弾をだしたり、画面をスクロールさせることなどはできないため、現在のステルスアクションという方式が生まれたとのこと。
MSXという部署であったため、不遇の時代ではあったが、 一部での挨拶にもあるとおり「当時の私は、市場やプレイヤーの皆さんのことは全く頭になく、ただひたすら良いものを作ろうと、無我夢中で作っていました」との言葉通り、限られたハードウェアでの試行錯誤の結果が良作を生み出したのだろう。
ちなみに原点回帰ということで「METAL GEAR5」をMSXで制作するという話もあがったが、会場の中でMSX所持者が3名ということから、断念する風景なども見られた。
2006年12月に限定ではあるが、1chipMSXといった商品が発売されただけに、実際にMSXで発売されていたら、面白かったかもしれない。
2回目のトークショウでは、菊池由美さん、小島秀夫氏の2名に加え、エンターブレイン 代表取締役社長 浜村弘一氏、スネーク役 大塚明夫氏、そしてアートディレクター 新川洋司氏の登壇。
小島氏は「さきほどと違い、こちらは輝いてますよね」と軽快なトークを炸裂。
登壇者のコメントには、大塚さんから、キャラクターごとの声の使い分けといった話から、「METAL GEARの声を担当する前は、ゲームで徹夜をする大人は“ばかなやつだ”と思っていたが、この仕事をはじめ、実際に遊んでみたら、今では自分がハードゲーマーになった」などといったコメントが。
新川氏からは、プレイステーションにハードウェアがシフトしたはよいものの、開発現場は3D未経験者ばかりで、最初から作り上げていったので苦労したなどの苦労話が聞けた。
そのほかにも小島氏から、「MSX時代にくらべ、取材にお金をかけることもできたし、テレビCMも打てるようになった。MSXの時代には、“グラディウスフェア”右上にある小さいコマに“メタルギア発売中”といったものくらいしか打てなかった。あれが一番最初に掲載された広告です。」と当時を熱く語っていたのが印象的だ。
トークショウも終わり、壇上では、日比野則彦氏の指揮による「メタルギア ソリッド」のライブが行われ、2007年7月18日に発売されたCD「METAL GEAR MUSIC COLLECTION」から「Metal Gear 20th Years History-Past,Present,Future-」と「Who Am I Really?-Memories of Hal-Reminiscence from METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY」の2曲が演奏された。
またこのほかにも、業界関係者によるコメントなども寄せられており、堀井雄二氏、コーエー襟川夫妻など、名だたるゲーム業界関係者が祝辞を述べていた。
イベントが終了し、最後に小島氏からの挨拶で「ソリッドは4で最後だが、まだまだMETAL GEARは作っていきたい。30th、40thのANNIVERSARYが開催できるよう、これからも現役で頑張っていきたい。MGS4は8月のGC(ドイツで開催されるGAME CONVENTION)、9月のTGSなどで展開していきます。今日は人生最高の一日でした。ありがとうございます。」という挨拶でパーティの幕は閉じた。
PS3で今冬に発売が予定されているMGS4、新型PSPと同時発売のOPS PLUS、そして今回初公開し同時にクローズドβテスターの募集を開始したMGOなど、メタルギアラインナップもさらに充実していく。
この先どのようなMETAL GEARタイトルが発表されていくのか、非常に期待が持てるイベントだったといえるだろう。
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