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GameSpot Japan

【ニッポンのあそこで】制作ディレクター西沢氏と行く、稚魚スポットの旅

大内正宗  
公開日時:2008/05/01 14:40

 本日5月1日に発売される「ニッポンのあそこで」制作ディレクターである西沢学氏(SCE JAPANスタジオインターナルプロダクション部 シニアGデサイナー)へのインタビューをお届けする。
 1周年企画は本来、GameSpotがゲーム紹介記事をまとめて、そこにメーカーの方のコメントをいただく企画なのだが、今回コメントは内容も文字数も自由にやっていいですよと伝えたら、本当に自由にやっていただいた。
 編集部で読んで、これは単体の読み物としていけると思ったので、ゲーム紹介はこちらの記事を参考にしていただき、今回はこのインタビューというか、ちょっと変わった道中記を、ぜひ、楽しんでほしい。

いい旅PSP気分!「ニッポンの北区で」

―本日発売した「ニッポンのあそこで」の制作ディレクター西沢氏とともに、ゲーム中で釣り上げて出現する、マニアックな稚魚スポットを巡りつつ色々なお話を聞ければと思います。プロモーターとディレクターという間柄なので、堅苦しいインタビューではなく、雑談テイストでお届けします。ということで、西沢さんよろしくお願い致します。(聞き手:SCE「ニッポンのあそこで」プロモーション担当)
西沢氏:宜しくお願い致します。

―今日は、マニアックな稚魚スポット巡りということですが、具体的には?
西沢氏:ゲーム中には東京タワーの様なメジャーなスポットの他に、約5000もの小さなスポットが登場するんです。もちろん釣りバトルによって地図上に出現させる訳ですが、そういった小さなスポットを持っているのが稚魚と呼ばれる調査魚なんです。もちろん弱いしミッションにも絡んでこないので、ゲーム中でもあまり存在感がないんですね。今日は陽の当たらないそんな稚魚スポットを巡りながら、がっかりしてみようと(笑)。

―がっかりですか(笑)。まあ、こういう楽しみ方も出来るゲームだという気もしますが、それをGameSpot Japanさんの1周年記念企画に持ち込むのも乱暴ですね。ちなみに今日はどの辺りの稚魚スポットを攻めるおつもりで?
西沢氏:全国に5000箇所もあるので悩むところですが、今日は東京のスポットを紹介したいと思います。とは言え、東京にもえらい多くの稚魚スポットがあるので、ある程度の絞込みをしました。題して「京浜東北線沿線 北区・魅惑の稚魚スポット」。

―北区ですか?何か思いいれでもあるんですか?
西沢氏:何もないです(笑)。たまたま駅近にスポットが集まってたので・・・。

―そんな理由ですか!? 企画はともかく、せめてインタビューにはちゃんと答えて下さいね。
西沢氏:もちろんちゃんと答えるっチュよ。

―・・・・・・。

1:京浜東北線「上中里駅」

ニッポンのあそこで

―着きましたね。何もないですね。
西沢氏:何もないですね。素晴らしい!

―早速ですが、ひとつめのスポットはどちらに?
西沢氏:『旧古河庭園』です。もちろん詳細は知りません。

―地元住民でもなければまず知らない所ですね。
西沢氏:歩きながら話しましょうか。…稚魚で釣れるスポットって、地元の方でも知らないような所も多いんですよ。実際、地方出身の制作チームの人間にその土地のスポット聞いてみたら『???』でしたし。でも、そうやってその土地に詳しいはずなのに知らないスポットを発見出来るのもこのゲームの魅力だと思います。

―なるほど。プレイする人によって色々な楽しみ方があると思うのですが、そもそもこのゲームを作ろうと思ったきっかけは何だったのですか?
西沢氏:その話は色々な方から聞かれますね(笑)もともと地図帳とかを眺めるのが好きなタイプだったのですが、何か新しい遊び方の出来るゲームを作ろうと考えていたときに、ニッポンが丸々と自分の手元にあるPSPに詰まっていたらなんてステキじゃないかと思ったのがきっかけですね。しかもそのニッポンは3Dで表現されていて、電車や車が走り、飛行機も飛んじゃう。夜になれば暗くなって建物はライトアップするし、朝には東から陽の光が射してくる。その上でゲームが成立するとしたら、絶対に面白い!そう思った訳です。

―意外と真面目な理由があったんですね。それにしても、地図・エンタテインメントという新しいジャンルのゲームをよく会社が制作を許してくれましたね。
西沢氏:新しいアイデア・遊び方自体を否定する空気はまったくなかったですよ。ただ、そのアイデアをゲームとして成立させてPSPの中で本当に動くように出来るのか。という話は上がりました。

―もちろん出来るとお答えに?
西沢氏:もちろんです。ただ、実際にどうなるのかは自分でも分からなかったですし、まずは4ヶ月間の期間の中で実際に動くものを仮制作せよという指示が出ました。それも、地図上恐らく一番情報量の多い『東京』を。

―それを無事にクリアしたから今があるということでしょうか?
西沢氏:無事ではなかったですけどね。そもそも、地図ゲームなんていうものを作るノウハウも何も持っていない訳ですから。平面の地図をペタっとPSPの中に張り込むことは出来ますが、それを実際の起伏を持った3Dで表現するとなると話は別です。様々な方法を試している間に、気がつけば2ヶ月半たってました。

―残り1ヶ月ちょっとしかないじゃないですか!?
西沢氏:ええ、危うい状況でしたね。そんな時にたまたま見つけたのが、ESRI社さんが作っていた、ArcGISというソフトでした。

―ArcGISですか??
西沢氏:普通は知らないですよね。かなりマニアックな話になっても良いですか?

―どうぞ(笑) GameSpotさんに来る方ならついてこれるはずです・・・。
西沢氏:ざっくり話しますと、このArcGISというソフトですがPC上に地形データを取り込んで、3Dで再現することが出来るソフトなんです。そうして出来た3Dデータ上で様々なシュミレーションなども出来てしまう主に研究や調査に使用されるソフトです。

―それをゲームに応用してしまうおうと。
西沢氏:ESRI社さん的にも聞いたことがないと(笑)。ただ実際に3Dデータを作って、PSPで動くようにしてみたら意外と良い感じでした。残り1ヶ月強という期間で制作するなら、もはやこれしかないという感じでしたね。ここだけの話、しばらくはArcGISの体験版を使用して作業してましたけど(笑)

―ちゃんとしたので作りましょうよ!
西沢氏:あっ、『旧古河庭園』着きましたよ。

2:「旧古河庭園」

ニッポンのあそこで

―ここが『旧古河庭園』ですか。
西沢氏:稚魚スポットとは思えない貫禄を感じますね。・・・ん? 入園料って。

―一般は150円ですね。
西沢氏:稚魚のくせにお金をとりよるか! なんと生意気な!

―払ってきましたよ。とりあえず入りましょう。
西沢氏:ありがとうございます。案内板見ていたんですが、予想以上に広いですよ。

―稚魚スポットというから、小さいイメージでした。
西沢氏:がっかりする気で来たのですが、ここはすごい。庭園というだけあって、とにかく庭なんですが手入れが行き届いてますね。バラ園っぽいのもありますし、日本庭園的な造りの箇所もある。

―見晴らしもいいですね。
西沢氏:勾配が結構ありますからね。非常に気持ちいいですし、これは150円の価値がありますね。おっと、亀やら鴨やらも結構いますし、奥のほうには茶室もありますよ。500円で一服ですか。どうします?

―時間が押してますので。。。
西沢氏:また今度の機会ですかね。次いつ来るか分かりませんが。(笑)

―ぐるっと回りましたが、なかなかいい場所でしたね。
西沢氏:大人の為の公園ですかね。ゆっくり日陰のベンチで本を読んでいる方もいましたし、ご夫婦で植木を眺めてる方もいらっしゃいましたし。いやぁ、稚魚スポットとは思えない、非常によいところにめぐり合えました。

ニッポンのあそこで ニッポンのあそこで

―次はどちらへ向かいますか?
西沢氏:続いては『西ヶ原一里塚』です。

―当然知りません。
西沢氏:自分も知りません。とりあえず向かいましょうか。


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ニッポンのあそこで |

タイトル情報

ニッポンのあそこで () ニッポンのあそこで
パブリッシャー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
デベロッパー:
プラットホーム: PSP
発売日: 2008/05/01
価格: 3980円
GSスコア
-
ユーザースコア
8.3
(5 票)
ランク:-  
PSPオンラインランク:-
ユーザーレビュー:-
期待してます!:1
お気に入り:7
プレイ中:5
Myゲーム登録者数:7
コピーライト: (C) 2008 Sony Computer Entertainment Inc.

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デベロッパー:-
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デベロッパー:-
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価格: 8800円(税込)