PSP用「God of War:Chains of Olympus」レビュー
翻訳校正:石橋啓一郎
また、このゲームは短めだ。われわれは、分かる範囲で1つを除いてすべての隠れた宝箱を集めたが、それでも7時間以内でエンディングのクレジットを見ることができた。このゲームはすばらしいものなので、プレーヤーはもっと遊びたいと思うだろうが、あまりにもすぐに終わってしまう。ただ、開発者はロード時間については妥協しなかった。ほとんどの場所は瞬間的に切り替わり、おそらくゲーム全体でも、次のエリアをロードする時間は60秒以下しかかかっていないだろう。
視覚効果の観点から言えば、技術的にも芸術的にも、Chains of OlympusにかなうPSPのゲームはほとんどないだろう。単純に、多くのキャラクターがスクリーン上で同時に動いていても、フレームレートをしっかり維持しているという面だけでも素晴らしいが、ライティングやパーティクルの効果、動きのある背景、多くの血の表示などに至っては、さらに感動的だ。プリレンダリングされたフルモーションビデオのカットシーン、ゲーム内エンジン、コンセプトアートに少しのアニメーションとカメラの動きが加わって、生き生きとした表現になっている。これら3つの種類の表現は、すべて素晴らしいものに見える。各レベルは多様で広大だが、シリーズのこれまでのゲームと同じ壮大さを感じさせるものではなかった。これは、多くの動きが起こっているところを遠くから見せる場面が最初のレベルにしかなかったことも原因の1つだが、PSPのスクリーンが小さいということも原因だろう。同様に、クレイトスが時々非常に小さくなることがあり、大きさが2mmではあまり強くは見えないということもある。ただし、クレイトスは常にそんなに小さく見えているわけではないし、大きさにかかわらず、彼の動きや攻撃は常に申し分なくアニメーションしている。読者が薄型PSPと必要なケーブルを持っているのであれば、テレビに映してプレーすれば、大きさの問題は重要ではなくなるだろう(このゲームは画面が暗いことが多いのだが、この問題も解消される)。テクスチャーはPSPでは十分に見えるが、大きなスクリーンではそれほどでもない。しかし、ゲームの他の部分はテレビで何倍もの大きさで表示されても素晴らしいものに見えるだろう。
Chains of Olympusは音の表現も素晴らしく、ぜひヘッドホンを使うべきだ。T.C. Carson氏とLinda Hunt氏がそれぞれクレイトスとナレーションの声を務めており、今回も最高の演技を見せている。なじみ深いGod of Warのテーマ曲も背景に流れ、全体としてのサウンドトラックはアクションに完璧に合うものになっている。とにかく、ティンパニーとホーンの音がどんどん迫ってくる音を聞かなければ、このゲームの本当の感触は得られない。
この大きさの男を、誰が恐れるだろうか?
「Grand Theft Auto」や「Syphon Filter」と同じように、God of Warも家庭用ゲーム機での経験を携帯ゲーム機で生かすことに成功している。新しいアイデアや、パズル、ジャンプ、ボス敵などがもっと加わっていれば最高のものになっただろうが、Chains of Olympusは卓越したゲームであり、ファンの願い、つまりもっとGod of Warがやりたいという希望を叶えてくれるものだと言える。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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