【Grand Theft Auto IV】リバティーシティで自由に暴れまわる極上のクライムアクション
翻訳校正:川村インターナショナル
GameSpot スコア
| 操作性 | 10 | |
| ビジュアル | 10 | |
| サウンド | 10 | |
| 満足度 | 10 | |
| 独自性 | 10 |
わかりやすさ: 1〜3時間
| 良い点 |
|---|
|
・ 登場人物の個性が際立つ秀逸なストーリー ・ 臨場感あふれるリバティーシティ ・ 16人のプレーヤーが街中を暴れ回るマルチプレイモード ・ とにかく秀逸なラジオ、テレビ番組、コメディショー、登場人物のセリフ ・ 前作までと比べて格段に向上した操作性 |
| 悪い点 |
|---|
|
・ 時折思うように動かなくなる仲間のAI ・ いくつかのささいなビジュアル上の不具合 |
不法入国者Niko Bellicとしてボートからリバティーシティに降り立った瞬間、プレーヤーはRockstar Northスタジオ開発のGrand Theft Auto IV(GTA IV)は特別なゲームだと実感することになるだろう。前作までと同様、車を盗んだり警官や犯罪者を銃で撃ったりするのが中心的要素であることは変わりないが、このシリーズ最新作はそれだけにとどまらない。GTA IVは、魅力的で変化に富んだストーリー展開と思わず感情移入してしまう主人公を軸とした、充実したストーリーモードと多数のオンラインマルチプレイモードが売りのゲームである。多少の問題点はあるものの、GTA IVがシリーズ最高傑作であることは間違いない。
リバティーシティは前作の2001年から大きく変貌
GTA IVはさまざまな点で大きく進化しているが、その1つがリバティーシティである。過去のどんなゲームよりも人々の生活がリアルに描かれた都市になっており、2001年「Grand Theft Auto V」(GTA III)のリバティーシティから大きく変貌を遂げている。この街に住む多種多様な住人たちは、複数の犯罪組織が抗争を繰り広げている中、一見そのことに気づかずに日常生活を送っているが、主人公Nikoはいや応なしにトラブルに巻き込まれていく。街に着いてすぐ、いとこのRomanがギャンブルで命を失いかねない額の借金を抱えていることを知り、組織の1つで働き始めなければならなくなるのだ。軍での経験を生かし、組織の有能な殺し屋として雇われることになったNikoは、時にためらいながらも、他人のために任務を完了することが最終的に自らの目的の達成につながることを信じて、あらゆる指令を実行していく。
実は、Nikoはすべての指令を実行しなければならないわけではない。ストーリーを進めていくと、やみくもに指示に従うのではなく、自分の意思で行動を決められる場面がいくつかある。例えば、ターゲットがもう姿を現さないと約束した場合、殺さなくてもよいのだ。ただし、ターゲットを殺さなかったことを雇い主が知ってしまうリスクと、命を助けた人物が後で役に立ったり、ボーナスミッションで味方についたりする可能性をてんびんにかける必要がある。この件については、GTA IVのもっとも面白い新要素を台無しにしてしまう恐れがあるのでこれ以上詳しくは言わないが、選択にはそれぞれの結果が伴うので、各選択肢がどのような結果につながるのかを知りたいのなら、最低2回は通してプレイすべきである。
GTA IVのストーリーモードは30時間以内でクリアできるものだが、ストーリーの途中で参加できるミニゲームやサイドミッションの数が非常に多く、じっくりプレイすれば優に倍以上の時間がかかるだろう。ストーリーミッションの大部分は物を運んだり人を殺したりすることが目的であり、展開は前作までとあまり変わらない。ただし、今作ではほぼすべてのミッションの難易度がかなり低くなっている。これは、Nikoがこれまでの主人公に比べて動きが速く腕の良い殺し屋であることも理由の1つであるが、LCPDの方も、街中の悪者を始末してくれるこの不法入国者の逮捕をあまり重要視していないようにも見える。ストーリー中には、誘拐、銀行強盗、採用面接といったより変化に富んだミッションもちりばめられている。ストーリーミッションで挿入される映画のワンシーンのようなカットは素晴らしく、ゲームのキャラクターが存分に生かされている。登場人物はすべて、秀逸なアニメーション、素晴らしい声優陣、そして非常に豊かな顔の表情によって非常に魅力的なものになっている。ミッションで仲間になるキャラクターが思い通りに動かないことがあるものの(エスコートミッションで後を付いてこない、出入り口をうまく通過できないなど)、発生は非常にまれで、またミスした時に使用できる新しい「ミッションリプレイ」オプションのおかげでリプレイのストレスも軽減されている。
Niko Bellicは、殺し屋でありながらシリーズ中もっとも魅力的な主人公だ
Nikoには、足場があるフェンスや壁をよじ登る、出っ張りをつたって移動するなど、前作までの主人公にはなかった能力が備わっているが、中でも特筆すべきは「テイクカバー」と呼ばれる物陰に隠れる能力である。ボタン操作1つで壁や駐車中の車などを背にして張り付くことができるので、GTA IVの銃撃戦は前作までと比べて大幅に改善され、また新しいターゲットシステムの導入によって銃撃戦の難易度が格段に下がっている。隠れていれば敵に見つかることは少なく、また隠れている敵にロックオンすることができるため、敵が頭を出すのを待って簡単に狙い撃ちすることができるのだ。初期状態では敵へのロックオンは胴体がターゲットになっているが、右アナログスティックを使用して照準を調整し、頭に1、2発打ち込むことでより速く敵をしとめることもできる。ロックオン機能を使用しなければ難易度が上がるが、カバーポジションから頭を出さずに銃のみを出して撃つにはブラインドファイアというテクニックをマスターする必要がある。
| « 前のページ | 次のページ » |

