シリーズ最新作【バトルフィールド:バッドカンパニー】プレイレポート
翻訳校正:アークコミュニケーションズ、國分真人
Electronic Arts(EA)のバトルフィールドシリーズは過去にもゲーム機に登場したかもしれないが、シリーズ最新作「バトルフィールド:バッドカンパニー」はいくつかの点でこれまでとは異なっている。まず初めに、シリーズ作品の中では今回初めて、「PLAYSTATION 3」や「Xbox 360」などのゲーム機に的を絞って一から開発されたことがあげられる。もうひとつは、このシリーズでは従来、マルチプレーヤーによる大規模なオンライン対戦に大きな特徴があったわけだが、今回は特に、ゲームに登場する4人のメインキャラクターに映画「スリーキングス」を彷彿とさせる傭兵の感じを持たせ、シングルプレーヤーモードでの軍事作戦やストーリー展開にかなり力を注いだと思われる点である。ただしこれは、マルチプレーヤーによるオンライン対戦を軽視したということではなく、最新作でもオンライン対戦の魅力は健在である。2008年2月半ばに開催されたGame Developers Conference(GDC)において行われたEA主催のイベントで、シングルプレーヤーモードでの軍事作戦の詳細を見ることができ、またマルチプレーヤーモードでの対戦も体験してみた。
部隊には必ず所属することになるが、操れるバッドカンパニーのキャラクターは1人だけである。
前回GameSpotでバッドカンパニーをプレビューした際には新たに加わった魅力、すなわち、にわかに再流行の兆しのある「破壊可能な環境」のコンセプトについて多くの時間を割いた。バッドカンパニーの開発元であるスウェーデンのDICEによると、このゲームでは環境の90%は破壊できるということだ。建物の基礎部分は残るが、射撃用の武器が手元にあれば、壁や天井、フェンス、バリケードなど、邪魔なもののほとんどを破壊することができる。この点がまさにこのゲームの最大の魅力であり、DICEはバッドカンパニーのシングルプレーヤーモードのデモでそれを効果的に見せていた。
このデモで実演していたミッションは、ゲームの中では2つ目のミッションになるが、4人のメンバーからなる「Bカンパニー」というチームが、片田舎の小集落で敵の抵抗を一掃するように命令されるところから始まる。ある時、敵の兵士たちが小さな家々に走り込んで身を隠すのが見えた。しかしこれはあまり賢い戦術とはいえなかった。なぜなら、こちら側がライフルグレネードを壁に向けて撃ち込みさえすれば、壁が吹き飛んで隠れている兵士を一網打尽にできるからだ。ライフルグレネードはまた、隠れている敵を始末するだけでなく、強引に道を切り開く際にも威力を発揮した。つまり、建物の周りをぐるりとまわるのではなく、破壊しながら突き抜けるのである。
小集落で敵の兵士を一掃すると、次にBカンパニーに出された命令はより奥深く進行して敵の兵器庫と燃料貯蔵タンクを破壊することである。このゲームは戦場を舞台にしたゲームであり、開発元のDICEは従来のゲームと同程度に広い「戦場」にすることを確約していたが、今回のデモも例外ではないようだ。次なる目標地点に行くには、小さな高速艇に乗って川を下る必要がある。そこではたくさんの敵が、壊滅させられるのを待っている。本当にたくさんの敵がいる。ものすごい集中砲火を浴びて、生き残るためにはヘルスパックに頼らざるを得なくなった(このゲームのヘルスパックはアドレナリン注射のような形であり、心臓に直接注射する様子が映し出される)。DICEによると、ゲーム出荷時にはAIを極めて高い難易度に設定する予定であり、これはある部分、マルチプレーヤーモードにおける激しい戦闘に照準を定めてのことのようだ。そうした感覚を強めるため、シングルプレーヤーモードでは死んだ場合でも特定のチェックポイントからやり直すのではなく、リスポーン(殺されたあとに再登場)する形になっている。
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