【THE EYE OF JUDGMENT】コラムその2。流行のデッキを検証
新世代のTCG(トレーディングカードゲーム)「THE EYE OF JUDGMENT(EOJ)」。このコラムでは、その魅力のひとつであるデッキ作りを中心に、戦闘のセオリー、コンボなどを紹介していく。
さて、筆者は、あの後、いろいろとデッキを組んでは回してみたものの、なぜか前回のスターターを改造したデッキ(12位デッキ)よりも自分に馴染むものが作れないでいた。近所ではテーマデッキが品薄で、自分のカードプールがあまり増えていないのもあって、奇をてらったものを作るには、ちょっとつらい状況になっていたわけだ。
せめて、カードがなくても全カードファイルが開放できて、CPUのデッキだけでも自由に作れれば、仮想敵をつくって面白い研究ができるんだけどなぁ、と思っていたところ、実は自分がカードを持っていなくてもCPUのデッキに使用できるカード種類を開放できる方法があった。
CPU戦を勝ち抜いて、カードファイルをオープンしよう
バトルアリーナにて「フィールド:公式」で「ノーマル」以上のCPUのスターターデッキに勝つと、次に構築済みデッキと戦うことができる。そのすべて勝つとチャレンジモードが現れて、それを条件通りにすべて勝利すると、カードファイルがフルオープンして、自分のカードがなくても自由にデッキが作れるようになる。実際にカードがなければ、自分のデッキとしては使うことができないわけだが、CPUのデッキが作れるということは、これで誰かのデッキを登録して、そのデッキと戦うことが可能になっわけだ。
強い人のデッキと戦ってみたいよね
いざ枚数も気にせず自由にデッキが組めるとなると、これまた悩みが増える。全部のカードが使えるとなると選択肢が増えすぎて、30枚に絞ることが非常にたいへんになるわけだ。また、ここでへっぽこなデッキを組んだら笑われるだけで、読者にもページの無駄遣いだと笑われてしまうだろう。
ということで、ここはEOJディレクターであり、第1回EOJメディア対抗大会で準優勝に輝いた、SCEの渡辺祐介氏に使用しているデッキを1つ教えていただいた。今回はそのデッキの内容や戦略を紹介していきたい。
と、デッキ紹介の前に、今回は、前回やらなかったマナやカード枚数の観点から見るデッキ構築の基本を解説しておく。基本といっても、これはあくまで持論であり、人によってはいろいろ違うと思うし、参考程度に聞いてほしい。
デッキ構築におけるチェック点
ここでは、12位デッキを例に挙げて、各カードの能力やコンボは置いておいて、単純にマナの観点からの簡単なデッキ診断方法を紹介しよう。
12位デッキは、全部カードの召喚(使用)マナコストの合計が69。カード枚数(30)で割って出た数が平均マナコストが2.3。そして、召喚コストが1、2マナの小型クリーチャーが14体。スペルが7枚ということになる。この数値からデッキ全体の使用マナのバランスを見ることができる。
1ターンで手に入るマナが基本2なので、平均マナが2より低ければ、毎ターン平均1枚はカードが使える計算になる。味方クリーチャーが倒されれば、さらにマナ+1になるわけだが、それは相手の行動次第なので計算はむずかしい。
ということで、自分のデッキがうまく回らない(マナ不足で思ったようにカードが出せない)場合は、この計算をしてみて、スペルやクリーチャーの能力でマナをブーストしないデッキであれば、なるべく2.2以下に抑えてみよう。
ただし、コスト1と3が多くて平均2.0といった場合、手札がコスト3で埋まって召喚できなくなることがあるので注意が必要だ。そこで次に確認するのが小型クリーチャーの数になる。少なくてもデッキの1/3(10枚)は小型クリーチャーにしたい。そうすれば、手札には毎ターンほぼ確実に召喚できるクリーチャーがいることになるからだ。だが、小型クリーチャーを多くしすぎると後半攻撃力不足に陥るので、多くても15枚程度が妥当だろうか。あとはプレイングの際に小型クリーチャーがいるからといって即召喚するのではなく、相手のチェックがなければあえて手札にある大型クリーチャー召喚のため、そのターンはパスしてマナを貯めるという選択肢もあることを覚えておこう。
もうひとつ気をつけなければいけないのが、手札が途中スペルカードで埋まってしまうことだ。このゲームは陣取り合戦の要素もあるので、相手のチェックに備えるためにも手札には必ずクリーチャーを残しておきたい。だから、スペルカードは6〜9枚が妥当だろう。
以上を守れば、手札がスペルで埋まることも、マナ不足で1ターンに何もできないということもほぼないはずだ。
上記の説明からすると、12位デッキは、総マナが多く、数値的には少し重いデッキとなるが、大型はキュービックで召喚するか「メスマーの失敗」の生贄用と考えているので、それほど重いとは感じていない。この辺りは戦略や自分の性格もあるので、実際にデッキをつくって、対戦をしてみて、自分に馴染むかどうか(自分にとって回しやすいかどうか)を見ていくといいだろう。
ちなみに、スターターは、総マナ64(平均2.1)、小型15体、スペル6枚と、マナの観点から見てもバランスの良さが伺える。
と、前置きが長くなってしまったが、それでは渡辺氏のデッキを見てみよう。
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