「KOF'98UM」のデキはいかに? ネオジオ博士インタビュー
いよいよ開発終盤となってきた「ザ・キング・オブ・ファイターズ'98 ULTIMATE MATCH(以下、KOF'98UM)」。
そこで、GameSpot Japanでは、「KOF'98UM」のプロデューサーでもあるネオジオ博士を東京ゲームショウで急遽つかまえてインタビューを敢行した。
本当の意味でのドリームマッチ
ネオジオ好きが講じてPS2版「KOF」などの制作に関わることになったというネオジオ博士。本業はネオジオ研究所の所長だそうです。胸にキラリと光るネオジオポケットカラー(後期版)がカッコいい。
――今回の「KOF'98UM」ですけど、発売日はまだ決まっていないのですか?
ネオジオ博士(以下、博士):ええ、まだちょっと未定で……。少しでも早く出したいのですが。
――東京ゲームショウに出展されているものは、完成度はどれくらいなんですか?
博士:95%くらいでしょうか……もうできているといってもおかしくないですね。
――さっき少しプレイさせてもらってビックリしたんですが、今回はベタ移植ではないんですね。「あれ!? 影二がいるよ!」とか。
博士:キャラクターに関しては、「KOF'98」までの集大成にしたかったので、「KOF'94」〜「KOF'98」のキャラクターをすべて登場させたんです。
――本当の意味のドリームマッチというわけですね。
博士:ええ、そう考えてもらえれば。
――ゲーニッツも出ます?
博士:もちろんです。
――オロチも?
博士:ええ。ただですね、たとえば「KOF'95」から復活した影二ですけど、「KOF XI」で登場したときの性能とはちがって、あくまで「KOF'95」の影二なんです。「KOF'95」の影二をもとに、「KOF'98」のキャラクターたちと戦えるだけの性能に調整を加えたという感じで。なので、「KOF XI」からのベタ移植というわけではまったくないんですよ。
――相当のこだわりようですね。
博士:あと、もともと「KOF'98」はキャラクターによって“裏キャラ”という通常とは性能が異なるバージョンが存在していましたが、そのへんでもユーザーからの要望がいろいろあったんです。たとえばキングですと、彼女は「龍虎の拳」シリーズのキャラクターじゃないですか。
――ええ、そうですね。
博士:今回は「龍虎の拳2」のキングが持っている技を実装したくて、キングの裏キャラを入れてみたりしました。ほかにも「餓狼伝説シリーズ」に登場するブルーマリーや山崎、ギースも「KOF」に無い技や性能の違う技を多く持っていましたので、同様に裏キャラを作ってみました。
――えーと、つまり裏キャラを増やしてるということですか?
博士:はい。しかも、以前からいた裏キャラはあまり使用してもらえないくらい表キャラとの違いが少なかったんですが、今回は追加した裏キャラも既存の裏キャラも、表キャラとはっきり差が出るようにしっかり作りこみました。また裏キャラと呼ばれるキャラクターは、SEとかエフェクトも、わざわざ元となったゲームに合わせたものにしてあります。
――それはやりすぎですよ(笑)。
博士:そうかもしれません(笑)。
――もうここまでくると、移植というよりリメイクですかね?
博士:そうですね。バージョンアップ版の「KOF'98」というか……言ってみれば「KOF'98 ver.2.0」ですね。
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