【Starcraft II】ハンズオン--Zergを使って敵を蹂躙
翻訳校正:石橋啓一郎
カリフォルニア州アーバイン発--Blizzardは米国時間3月10日、数カ月に及ぶ「Starcraft II」に関する沈黙を破り、本社で発表を行った。この名高い開発会社の、期待の高い戦略ゲームシリーズに関しては、2007年8月のBlizzCon以来まったく情報を得ることができなかったのだが、今回ようやく、報道関係者に対しStarcraft IIに登場する種族「Zerg」に関する情報が明らかにされ、新しく改善されたZergに実際に触ってみることができた。Zergで数多くのマルチプレーヤーゲームを体験してみて、Starcraft IIの「Terran」と「Protos」といった種族での経験はZergでも通じることが分かった。すべてが新しくなっているにも関わらず、Zergでのプレーの感触は驚くほど前作と似ていた。もちろん、ほぼ間違いなく過去最高の戦略ゲームである前作を元にして作られたこのゲームが、そんなに悪いものになるわけもない。
ゲームの試遊前に、Blizzardはわれわれに、Zergの銀河征服について描いた短い映画のような動画を見せた。この短編動画には、Zergの象徴であり、TerranとZergの混種となったKerriganによる語りが入っていた。最終的にゲームでKerriganがどのような姿形になるのかは明らかにならなかったものの、彼女はZergが銀河の舞台から長年にわたって姿を消していた理由と、その間に起こっていた「進化」について縦横に語った。Kerriganの語りは、Zergは偉大な存在になろうとしているところであり、始まったばかりである「最後の変態」について触れたところで終わった。明らかに、これはシングルプレーヤーキャンペーンのイベントの不気味な導入部分だ。
残念ながら、この日BlizzardはStarcraft IIのストーリーについてまったく明らかにしなかった。しかし、それもいいだろう。Zergのテクノロジーツリーに関する変更点を知ることができただけでも十分だ。だが、まずは変わっていないところから始めよう。Zergが使う建物は前作とほとんど同じだ。Zergのすべてのユニットはハッチェリーから自動的に生まれてくる幼虫から孵化し、すべての建物は基本となるワーカーユニットのDroneから生まれる。TerranやProtossと同じように、Zergも資源のクリスタルとガスを従来の方法で収集し、建物はハッチェリーの周囲に広がる分泌物のような紫色のクリープにしか建てることができない。
Zergで違っているのは、ユニットのラインアップの一部とテクノロジーツリーであり、その大部分は前作から新しいものになっている。ZerglingやHydraliskなどの基本ユニットの一部は多かれ少なかれ同じような機能を持つが、Blizzardは半分以上のユニットが新しくなっていると述べており、同じユニットにもある程度の修正が施されている。Roachと呼ばれる新しい地上攻撃ユニットが存在し、このユニットはHPを恐ろしい速度で回復する。多くの敵ユニットは、単純に与えるダメージよりもRoachの回復速度の方が速いために、1対1ではRoachを殺すことができないほどだ。大量のRoachに対処する唯一の方法は猛烈な砲火を集中して浴びせることであり、準備が整っていない敵は、大量のRoachには対抗できないということが分かった。
また、Infestorと呼ばれるトリッキーな新しいサポートユニットがある。このユニットは地中で移動することが可能で、しかも地上に出ることなく、そのユニットの嫌らしい能力の一部を使うことができる。Blizzardが先に行ったプレゼンテーションから手がかりを得て、われわれは少数のInfestorを地中を移動させて敵の防御基地の下に忍び込ませ、基地の真ん中でその能力を開放した。この能力は建物の1つを乗っ取り、ユニットを生産できないようにした上、寄生されたTerranのMarineを多く産み出させ、大惨事を引き起こす。これらの寄生されたMarineが与えるダメージはあまり大きくないが、気を逸らすには完璧だった。敵が基地内の混乱を収拾しようと躍起になっている間に、われわれは正面から主力をぶつけ、蹂躙した。地中のInfestorはどんな種類の探知能力でも簡単に見つけることができるため、配置する時には注意が必要だ。
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