「PlayStation 3」、児童ポルノ所持犯捜査で活躍--米サイバー犯罪当局
翻訳校正:石橋啓一郎
「PlayStation 3」(PS3)は2006年に登場して以降、さまざまな利他的な活動に利用されてきた。それらの試みの中で、もっとも有名なのは、未使用時のプロセッサ能力を使い、ネットワークに接続されたPS3によってタンパク質の折りたたみのシミュレーションを行い、さまざまな疾病の原因を研究に利用する、「Folding@home」プロジェクトだろう。
そして、米移民関税執行局サイバー犯罪センターが、PS3の処理能力を活用する最新の取り組みを行っている。Axcess Newsの報道によれば、サイバー犯罪センター(C3)はネットワーク化されたPS3を使って、児童ポルノが保存されていると思われるコンピュータのパスワードを破り、性犯罪者を捕らえようとしているという。
この記事では、法執行機関はコンピュータを物理的に押収する令状を執行することができるが、合衆国憲法修正第4条によって、容疑者はパスワードやその他の暗号化された情報を引き渡さなくてもよいという点を指摘している。このため、当局はあり得るパスワードをすべて試すプログラムを使って、パスワードを破ろうと試みている。記事では、6桁のパスワードには282兆近くの組み合わせがあり、ネットワーク化されたPS3は1秒当たり400万回の試行を行うことができるとしている。
「最近では犯罪者が、保持しているデータを暗号化しているため、われわれはそのパスワードを破る手段を必要としている。PlayStation 3の演算装置は、大規模な辞書攻撃に最適のものだ」とC3の上級特別捜査官Claude E. Davenport氏は述べている。
Davenport氏はさらに、技術的には他のゲーム機も同じ作業に利用できるが、この作業にはオープンソースOSであるLinuxを使ったソフトウェアをインストールする必要があると述べている。ただし、薄型PS3になってから導入された制約により、この最新型ではLinuxをインストールできないため、同局は以前の型のPS3を使う必要がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ





