「Windows 7」がやってきた--ゲームプラットフォームとしての実力は?
翻訳校正:石橋啓一郎
「Windows 7」はMicrosoftの転換点になりそうだ。このOSは予定通りに発売され、きちんと動作し、「Windows Vista」よりもずっとスリムだ。われわれは数カ月間、ベータ版を試してきたが、いよいよ製品版を動かすときがやってきた。まだいくつかぎこちない点はあるが、全体としてはVistaが発売された時よりははるかにいいし、「Windows XP」の後継OSとしても相応しいものだ。今回はゲームを動かすとどうなるかについてお伝えする。
ゲームをするためのプラットフォームとしては、Windows 7の「DirectX 11」は大きな改善点だ。Windows XPユーザーを置き去りにした、Windows VistaでのDirectX 10への移行とは異なり、Windows VistaユーザーもDirectX 11の恩恵を受けられる。ただし、XPユーザーは、そろそろステップアップする時期かも知れない。幸いなことに、DirectX 10のことを懐かしく思うXPユーザーは多くはないだろう。DirectX 11の対応タイトルは今後増えていく見込みだ。近い将来には「DiRT 2」「Aliens vs. Predator」「S.T.A.L.K.E.R.: Call of Pripyat」「Dungeons & Dragons Online: Eberron Unlimited」「The Lord of the Rings Online: Siege of Mirkwood」などが対応する予定で、6カ月後には対応タイトルはさらに大きく増えるだろう。すぐにでもDirectX 11を体験してみたいという人は、Electronic Arts(EA)の無料オンラインリアルタイムストラテジーゲームである「BattleForge」をダウンロードするといいだろう。

DirectX 11には新機能が満載されているわけではなく、基本的には、DirectX 10を改善したものだと思ってよい。ゲーム関係で追加された機能で特に大きなものは、テッセレーションと演算シェーダだ。テッセレーションは、GPUがより細かな描写を行うことを可能にする。例えば、ある人物が車を追い越して歩くという場面では、DirectX 10ではこの自動車は遠くから見ると問題ないが、近くに寄ると細かいあらが見えてしまうということもある。テッセレーション機能を使えば、近づくにつれてこの自動車をより細かく描写し、なめらかな曲線で見せることができる。演算シェーダは、GPUが任意の数の計算を行うことができるようになる。ゲーム内では、ATIはこの演算シェーダを、透過エフェクトを従来よりもずっと高速に処理するのに使っている。

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