Gears of Warシリーズの今昔--前作とのグラフィック徹底比較
翻訳校正:川村インターナショナル
「Gears of War」第1作目は、「Xbox 360」にとってまさに追い風となるソフトであった。数百万本を売り上げ、2006年に米GameSpotの「Game of the Year」を受賞するに至った。米GameSpotのレビューでは、この作品を「驚くべき技術的偉業」としてたたえ、「これほどまでにグラフィックが優れたゲームはほかにはない」と強調した。それを裏付けるように、2007年になってもこのゲームに匹敵するクオリティを持つ作品はなかなか現れず、発売から2年たった2008年でも、Gears of Warは最先端の作品としての地位を維持している。
Epic Gamesは2008年初頭、「Game Developers Conference」(GDC)に参加し、同社の「Unreal Engine 3」テクノロジの最新機能を披露すると共に、「Gears of War 2」を正式発表した。変形可能な環境、進化した流体表現、群体の発生、そして軟体の表現力が熱心な観衆に披露され、前作のファンが続編で期待すべき要素の一端が明らかにされた。そして、米国時間2008年11月に発売されたGears of War 2には、これにとどまらない数多くの要素が盛り込まれ、米GameSpotではこの作品を「(前作の)技術面、芸術面の高いクオリティを維持している」と評した。
Gears of War 2の登場キャラクター、武器、そしてマップの多くは前作と同じであるため、われわれは2つの作品を比較することにした。Epic Gamesによると、前作発売からの2年間でデザイナーはXbox 360の能力を最大限引き出せるようになったそうだが、果たしてグラフィックのレベルを高めることはできたのか、確かめてみよう。
マップ
Epic Gamesは、Gears of War 2の発売にあたって前作のマルチプレイ用マップの5つをリメイクし、Xbox Liveで公開した。5つのマップの構造はどれもまったく変わっていないが、天候など、いくつかの点で大幅な変更が行われた。
マンション
Gears of Warを象徴するマップの1つであるマンションは、Gears of War 2で見た目が大きく変化した。暗がりと雨は朝日を思わせる光に取って代えられ、周囲をより細部まで確認できるになった。植木やマンションそのものを比較してみると、前作と比べてGears of War 2ではかなり詳細に描かれているのが分かる。建物の天井には両作品とも穴が開いているが、Gears of War 2では雨ではなく日光が降り注いでいる。

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グリッドロック
Gears of War 2で最も進歩した点の1つは、周囲の草木が大幅に増えたことである。それが最も顕著に表れているマップがグリッドロックである。廃虚と化した建物がつたで覆われ、長年かけて成長した木がそびえ立っているのが分かる。マップのほかの部分は放置されたまま年月が経過したかのような様相だが、Epic Gamesの開発者が手を加えたようで、ステージ中央の塔には新しいベルが設置され、塔の反対側にあった石造は姿を消している。
サブウェイ
Epic Gamesはマルチプレイ用マップで雨を降らせるのに飽きたらしく、サブウェイも前作に比べるとだいぶ乾いた印象を受ける。Gears of War 2では焦土作戦が行われた後のような雰囲気があり、屋外では黒いちりが舞っている。キャプチャ画像から分かるように、Gears of War 2では乗り捨てられた自動車が非常に細かく描かれているが、地下鉄構内に差し込んでいた光がなくなっているのは残念だ。
タイロゥステーション
リメイクされたマップのうち、最も変更点が少ないのがタイロゥステーションだ。Gears of War 2では、前作では赤みを帯びていた色調が緑がかった色合いに変化しているものの、主な要素、構造、そして天候は前作とほぼ変わっていない。ステージ中央を定期的に高速で走り抜ける巨大な電車は、線路上にいるすべてのプレーヤーを吹き飛ばしていく。しかし、線路の中央には「トルクボウ」と「ドーンハンマー」という武器が落ちているため、危険を冒してでも線路に足を踏み入れる価値はある。また、線路の地下にあったバンは、なぜかコンテナに変更されている。
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