米ゲームレーティング審査機関ESRB、レーティングの説明文を開示
翻訳校正:石橋啓一郎
北米のゲームレーティング審査機関であるEntertainment Software Rating Board(ESRB)は米国時間11月12日、同組織のシステムに修正を加えると発表した。ESRBは、ゲームのレーティングに関する情報を求める評論家や親の要望に応え、7月1日以降にレーティングされたすべてのタイトルについて、同組織のウェブサイトで補足的な要旨を提供する。
この要旨は「ゲームに対するESRBのレーティングの指定に関して、どのような事情や内容が要因となったかを客観的な言葉で説明する」ことを目的とするもので、タイトルにもよるが、この要旨は数百ワード程度の長さになるだろう。ESRBのプレスリリースでは、今回の措置に対し賛成する意見として、米国の上院議員Hillary Clinton氏とJoe Lieberman氏、National Institute on Media and the Familyの創設者であるDavid Walsh博士が引用されている。
「E(Everyone)」のレーティングを受けた「Little Big Planet」に対する要旨では、このゲームは「小さな人形や横スクロール型のパズルで一杯の風変わりな場所を舞台にしたアクションアドベンチャーゲーム。プレーヤーは自分のキャラクターを作り、カスタマイズし、操作して敵や障害物の間を進めていく。障害物には爆弾、スパイクの付いた自動車、暴走する牛、巨大な靴などもある。ある補助的なキャラクターは、プレーヤーキャラクターに話しかける際にげっぷの音を鳴らす」と説明されている。
暴力性の強いタイトルについては、説明はもっと詳しいものになる場合もある。「T(Teen)」にレーティングされた「Mortal Kombat vs. DC Universe」の要旨では、ESRBは「敵に2回攻撃を与えた後、プレーヤーは『Fatality』あるいは『Brutality』と呼ばれるいくつかの決め技のうちの1つを行うことができる。Fatalityの表現では劇的な動作が描写されており、これには銃の発砲、刺殺、断頭などが含まれる。女性キャラクターは肌の露出が多い服装をしており、誇張された胸と動きを持っている」と説明している。
「M(Mature)」にレーティングされたInsomniacの「RESISTANCE 2」については、要旨には「プレーヤーは多数のエイリアンや巨大なボス、ロボットの間を、さまざまな銃やグレネードを使いながら道を切り開いて進む必要がある。エイリアンや人間は爆破されたり、引き裂かれたり、銃で撃たれたり、突き刺されたりして、大量の赤い血や体の部分をまき散らしながら死ぬ。(中略)キャラクターはゲーム中やカットシーンで、著しく不敬な言葉を用いる(例:"f*ck"や"sh*t")」と書かれている。
ただし、このコンテンツ説明文を使って、自分がプレーするゲームを決めようという消費者は、注意する必要がある。ESRBの説明文には、筋書きの詳細やそのほか内容に関する情報が含まれている可能性がある。上記の「RESISTANCE 2」に関する要旨の引用文から省かれている1文には、ゲームのクライマックスの重要な筋書きを明らかにする説明が書かれている。「Fallout 3」も、要旨の中で重要な情報が暴露されているタイトルの1つだ。
ESRBの広報担当者は「われわれのレーティングに関する要旨の主要な目的は、親が子どものために十分な情報に基づいてゲームを選択することを支援することだ」と、GameSpotの取材に答えている。「この要旨は、レーティング指定の際に考慮に入れられたコンテンツを明らかにするものであり、『ゲーム内容』を不必要に開示する意図はない」(ESRBの広報担当)
ESRBのレーティング要旨は、同組織の公式ウェブサイトで閲覧できる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ




