ソニー、新たなモーションセンサ技術の特許を申請
翻訳校正:石橋啓一郎
2005年の東京ゲームショーで、任天堂の社長である岩田聡氏はWiiリモコンとヌンチャクを初めて発表した。その後1年足らずで、ソニーのPhil Harrison氏と元幹部である久夛良木健氏はソニーのE3 2006の場を使って、ソニー独自のモーションセンサを備えたコントローラ(後に「Sixaxis」と呼ばれる)を発表した。しかし、任天堂のデバイスが世界中の興味を集めたのに比べ、ソニーのものは開発コミュニティーからもゲームファンからも、物まねに過ぎないという批判を集めることとなった。
ソニーはその後、モーションセンサ技術であるSixaxisから距離を置き、次のコントローラ「DualShock 3」では振動機能を追加した。しかし、ソニーは再び直感的な入力デバイスに取り組む計画を持っているようだ。
10月第4週、米国特許商標庁(USPTO)のオンラインデータベースに、Sony Computer Entertainment of America(SCEA)の新たな入力デバイスの特許申請書類が登録された。このモーションセンサを備えた新たなコントローラの特許申請は6月に行われたもので、そのもっとも際だった特徴は、さまざまな形で分割したり元に戻したりできるという機能を備えていることだ。また、この特許では動作を検知するための「映像キャプチャーおよび超音波追跡ハイブリッドシステム」についても詳しく説明している。
動作検知システムの音波部分の必要性について、申請書では「現在の物体検知手法は検知精度に難がある。この問題は、従来の画像分析手法では、ユーザーの位置を信頼性を持って計測できるのは、2次元のみであるために生じている。(中略)大まかに言えば、今回の発明では、計算システムのコンピュータプログラムとユーザーが保持するコントローラの間に、当該コントローラの3次元的位置を決定することのできる通信を確立することにより、この必要性を満たしている」と説明されている。
このソニーの審理中の特許では、新たな「1方向の音波信号をキャプチャーする」モーション検知手法によって、ゲーム機がプレーヤーの位置を3次元的に把握する一方、「PLAYSTATION Eye」がその他の2次元の位置を処理する。このデバイスは加速度計を備えており、コントローラの方向も検知することができる。
このデバイスがどのように動作するかを説明する非常に長く難解な呪文には、このコントローラが実際にどのように使われるかを示す多くの図が添付されている。ある図では、男性が壁に設置されたテレビにPLAYSTATION Eyeに似たデバイスが付属しているところから、数フィート離れたところに立っているところが描かれている。この男性の手には、棒の形に組み合わせられたコントローラが握られている。この棒の両端にある球状の部分が、デジタルカメラで検知する画像情報を補足する、音波信号を送信する。
デバイスの2つめの画像では、伝統的なゲームパッド型の組み合わせ方が示されている。この図では、ボタンが取り外し可能であることが示されており、この機能によって、デバイスを他の形に組み替えることができるようになるようだ。別の図で見られるように、これらのボタンの配置されるプレートは、分割されたコントローラのピースに分けて付け替えることもできる。
別の図には「PLAYSTATION 3」(PS3)がはっきり描かれており、この新しいコントローラが再起をかけるPS3に導入されるであろうことを示している。ただし、特許申請に含まれる図は単に説明のために用いられる場合が多いことから、この図から特定のハードウェアの使われ方を確認することはできないことには注意が必要だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ







