DS版GTAのレーティングは成人向け--ロックスター・ゲームズ幹部が明らかに
翻訳校正:石橋啓一郎
「Grand Theft Auto:Chinatown Wars」がE3 2008の任天堂の記者会見で発表された際、聴衆からは息をのむ音が聞こえた。すでに「Manhunt 2」がWiiで発売されているとはいえ、このRockstarのアナーキーなシリーズはDSには合わないように見えたのだ。同シリーズの環境をDSで再現することについての技術的な課題の他にも、この作品は家族向けの携帯ゲーム機であるニンテンドーDSにとっては非常にまれな暴力的タイトルになるだろうという問題がある。
米国時間9月24日、DS版のGTAは内容が控えめにされ、レーティングもT-for-Teenになってしまうのではないかと恐れていた人たちは安心することができた。RockstarのバイスプレジデントSam Houser氏は、雑誌Edgeのインタビューに答え、Chinatown Warsに対して手加減が加えられることはまったくないと述べている。
「(Rockstarのプレジデントであり、Dan Houser氏の兄弟である)Sam(Houser氏)は、GTAはMレーティングでなくてはならないと明確に指示したが、反対するものは誰もいなかった」と、Houser氏はEdgeに対して語った。「GTAは家族向けにするために和らげることができるものではない。われわれはそのようなゲームは作らない。(任天堂は)われわれに子ども向けのGTAを作って欲しがったわけではなく、われわれは普段作らないタイプのゲームには興味がなかった」(Houser氏)
Houser氏は、スタイラスを使った武器組み立てミニゲームのうわさは認めなかったものの、Chinatown Warsの大人向けコンテンツの1例を挙げた。このタイトルには「Dope Wars」的なドラッグ密売ミニゲームが含まれており、このミニゲームではプレーヤーは6種類のドラッグを需要に応じてさまざまな隣人たちに売りつける。ファンサイトT3.comに流出したスクリーンショットによれば、このドラッグはコカイン、ヘロイン、エクスタシー(MDMA)、LSD、大麻、ダウナーだという。
Wii版のGTAについて、Sam Houser氏はNintendo Powerに対しこのシリーズは任天堂の大人気家庭用ゲーム機にはあまり合わないと話したと報じられている。ファンサイトNintendo Everythingが入手した予定原稿では、Houser氏は「われわれには、自然な形には見えなかったということだと思う」と述べたとされている。「われわれが過去にやってきたこととまったく異なる多くの面白い挑戦ができるのは、DSの方だと感じられた。スタイラスとミニゲームを使うチャンスは、われわれにとっては興味深くエキサイティングで、2つのモードを継ぎ目なく統合することができるだろうと考えた。そして、わが社の携帯ゲーム機チームで、本当によいものを作るチャンスになるだろうと思った。」(Houser氏)
では、Wii版のGTAが作られる可能性はないのだろうか?Houser氏は「われわれはWiiについては何も具体的なことは考えていない」と発言し、その可能性を否定しなかった。
Nintendo Everythingはまた、次号のNintendo Powerのいくつかのスキャン画像を掲載しており、Chinatown Warsは画面表示にクオータービューを採用し、2004年の「GTA Advance」やゲームボーイカラー用の2本のGTAのようなトップダウンビューではないことが明らかになっている。また、このゲームのグラフィックはセルシェーディングであり、キー無しで車のエンジンをかけるミニゲームなどが収録されていることも分かる。
Chinatown Warsのゲーム内容は修正されているようで、GTAIVでは長かったミッション前のやりとりを省略し、アクションが開始されるところからゲームを再開可能にしてミッションのプレー時間を短くできるようになる。Liberty Cityで一部取り入れられていたように今回の作品では昼と夜のサイクルがあり、修正された指名手配システムが採用され、パトカーからの逃走についても考えなくてはならなくなった。公式のChinatown Warsのウェブサイトには、ニンテンドーWi-Fiコネクションのロゴがあり、何らかのオンライン要素も取り込まれるようだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ




