年内のPS3値下げはなし -- ソニーCEOが発言
翻訳校正:石橋啓一郎
499ドルの新しい160Gバイト版PLAYSTATION 3の発表を受けて、小売店GameStopの役員は年内に80Gバイトモデルの50ドルの値下げを予想した。しかし、米国時間8月28日に公開されたインタビューの中で、ソニーの最高経営責任者(CEO)Howard Stringer氏はそのような動きはないと否定した。ドイツ紙Die Veltとのインタビューの中で、このウェールズ生まれで、ソニー初の日本人以外のCEOであるStringer氏は、クリスマス商戦までにPS3の値下げを行う予定があるかどうか聞かれた。これに対し、同氏は「ないと思う」と断言した。
Stringer氏はまた、PS3のライバルの1つであるWiiに対しても言葉を選んで発言した。同氏自らWiiで遊んでいることを認め、Wiiは「異なる種類の体験」を提供していると外交的な説明をした。同氏はまた、Wiiを脅威だとは思っていないと発言し「Wiiの成功が、われわれ妨げになっているわけではない」と説明した。2008年7月のNPDの販売統計では、Wiiは米国でPS3の2倍販売されており、Xbox 360の販売数はPS3よりもわずかに少なく、3位だった。
Stringer氏は次のように続けた。「Wiiは出来の良いデバイスであり、新たな対象グループを獲得した。以前、われわれはカラオケゲーム『SingStar』で同じ対象グループを得たが、その方向性の追求を怠ってしまったのかも知れない。PLAYSTATIONのゲームは、どちらかと言えばプレー時間の多い人の向けに設計されている。これは戦略としては異なるが、元の取れるものだ・・・大きな違いは、任天堂がハードウェアだけでももうかっているということで、これはわれわれのものよりも優れたビジネスモデルかもしれない」(Stringer氏)
残念ながら、Stringer氏はPLAYSTATION 3のハードウェアが利益を上げられるようになるには時間がかかると述べている。ソニーのPS3製造部門は需要に追いつけず「製造ボトルネック」にぶつかっているが、Stringer氏はソニーがPS3のハードウェア製造コストを取り返すことは、「(Stringer氏が)生きている間には無理だろう」と冗談を飛ばした。
「PlayStationのビジネスモデルでは、伝統的にハードウェアの販売初期には損失が予想されており、その後製造コストが下がって収支が合うようになっている」とStringer氏はDie Weltに説明した。「当面の間、われわれはゲームで利益を上げる。われわれは現在、製造コストを削減していく必要のある段階にある。これには時間がかかる。われわれはすでに、ハードウェアの損失を上回る利益をゲームで上げつつある」(Stringer氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ





