欧米のゲーム発売元ら、違法コピーユーザーに対し訴訟の構え
翻訳校正:石橋啓一郎
ゲーム業界はこれまで以上に著作権侵害の撲滅に熱心に取り組んでいる。Ubisoftは2008年7月、PC版の「アサシン クリード」が発売数週間前にオンライン上でリークしたことで、ディスク複製会社を訴えた。また、Entertainment Software Association(ESA)は8月19日、Kenneth Doroshow氏を新たな法務顧問として迎えた。Doroshow氏は過去に、ファイル共有を行っている個人を訴えてメンバー企業の著作権を保護していることで知られる全米レコード協会(RIAA)で働いていた経歴を持つ。
Times Onlineは米国時間8月20日、ゲーム業界は著作権侵害対策の次の一歩として、ゲームを違法ダウンロードしている個人に狙いを定めていると報じた。この記事では、Atari、Codemasters、Topware Interactive、Reality Pump、Techlandからなるゲーム開発会社のグループが、2万5000人の不正コピーをしていると疑われるゲームユーザーに対し警告を送る予定だと報じられている。警告を受け取ったユーザーには、300ポンド(563ドル)を支払って和解するという選択肢がある。開発会社は、その後警告を無視したユーザーの中から500人を選び、法的手段を取るという。
同企業グループは今回の動きのために、商法を専門とする法律事務所であるDavenport Lyonsを代理として選任した。Times Onlineの記事は、同法律事務所は8月18日の週に、Topware Interactiveの「Dream Pinball 3D」をファイル共有サイトから違法にダウンロードしたとして、無職の2児の母親を相手に勝訴し、1万6000ポンド(3万ドル)を勝ち取ったと伝えている。
しかし、ゲーム業界の関係者すべてがこのニュースを歓迎しているわけではない。2008年のLeipzig Games Conventionに参加している際、EA Sportsの社長であるPeter Moore氏は、GamesIndustry.bizに対し、このやり方は音楽業界ではうまくいかなかったと述べた。
「私は、自分たちの消費者を痛めつけようとするやり方は好きではない」とMoore氏は同サイトに話した。「たとえその人たちが明らかに知的財産を盗んでいたとしても、開発会社とパブリッシャーの力をもってすれば、よりよい解決策があるはずだと思う」(Moore氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ




