任天堂:Wiiの普及台数は3000万台弱--日本でのDS販売数は大きく減速
翻訳校正:石橋啓一郎
日本時間7月30日に発表された、さらなる利益の伸びを示した2009年3月期第1四半期決算短信で、任天堂は引き続きその勢いを示したが、同社の発表した数字は柱となる製品の1つが勢いを失いつつあることを示している。
4月から6月にかけて、同社の携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」は世界で694万台販売された。これは、前年同期の販売台数698万台を若干下回る結果となっている。任天堂はニンテンドーDS発売以降の総販売台数の最新の数字も発表し、同ゲーム機は現在までに世界で7754万台販売されていることがわかった。
世界のその他の地域ではDSの販売台数が増加している一方で、日本市場での販売台数は大きく減速している。日本のゲームファンはこの四半期に58万台のDSを購入したが、前年同期の販売台数は208万台だった。DSのソフトウェアも、やはり任天堂の本拠地である日本では大きく減速しており、日本の消費者が購入したゲーム本数は493万本でこれは前年同期の販売本数979万本の半数を少し上回る数字だ。
DSが日本で問題を抱える一方、その競争相手は勢いを増している。29日、ソニーは同社の業績を発表したが、この四半期のPlayStation Portable(PSP)の世界での販売台数は75%上昇して372万台となったことが明らかになった。PSPは日本でも好成績を収めていて、カプコンは同社の「モンスターハンターポータブル2nd G」の販売本数が240万本を記録し、200万本の壁を破る最初の日本のPSP用タイトルとなったことを発表した。
任天堂はDSの販売台数減少に気付いていなかったわけではない。同社は短信の中で、この携帯型ゲーム機を勢いづけるための取り組みを説明している。
「『ニンテンドーDS』においても、引き続きさまざまなソフトウェアの展開を行うほか、普及率の高さを活かした新たな用途の開拓を進め、『所有者の生活を豊かにするマシン』となることで、『一家に一台』から『一人に一台』という究極の目標に少しでも近づけるよう、普及を推し進めていく」(任天堂 第1四半期決算短信)
Wiiの市場も、同様に日本とそれ以外の地域で結果が分かれた。任天堂は4月から6月にかけて日本で53万台のWiiを販売したが、前年同期の販売台数は95万台だった。しかし、自国以外でのWiiの売れ行きは引き続き勢いを増しており、世界でのWiiの販売台数は前年同期の343万台から、同四半期は517万台に増加している。
現在までにWiiは世界で2962万台販売されているが、これはPLAYSTATION 3(PS3)の販売台数1440万台の2倍以上にあたる。これら2つのゲーム機の間にあるのがXbox 360で、WiiとPS3よりも1年早い2005年11月に発売されて以降、2000万台販売されている。
日本の消費者が世界の他の地域と歩調を合わせている唯一の部分はWiiのソフトウェアの販売で、業績は前年の2倍強になっている。日本のWii用ゲームの販売は40%増であるのに対し、アメリカのソフトウェア販売は前年比222%の結果となった。Wiiは世界全体で見るとより高い業績を上げており、その他の地域でのゲーム販売は前年比で381%となっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ




