PS3の内蔵ドライブをSSDに換装--パフォーマンスレポート
翻訳校正:川村インターナショナル
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PLAYSTATION 3(PS3)で使用されているような2.5インチハードディスクドライブ(HDD)は、省スペース性に優れている。しかし、ほとんどの場合、小型化することには妥協も必要となる。製造業者は主に省電力化と熱放射の削減を目指してHDDを設計するため、パフォーマンスは二の次となっている。ソニーはゲーム機をなるべく小さくしようとしたため、省スペースな2.5インチHDDを使用せざるを得なかったようだ。その結果、アクセス速度は遅くなり、ゲームのインストール時、ロード時、そしてプレイ時にいつもそれを実感してしまう。少しでも処理スピードを上げたいのであれば、5,400rpmの内蔵HDDをそれよりも若干速い7,200rpmのHDDに交換することができる。しかし、これは根本的な解決にはならない。それよりは、「Tool Time」を見習って次世代のソリッドステートドライブ(SSD)に挑戦したいところである(「Tool Time」:DIYをテーマにした米国のTVコメディー)。従来のHDDにはモーターと回転するプラッタがあり、その両方が電力を消費して、熱を生み出す。一方、SSDには可動部分がまったくなく、メモリカードやUSBメモリで使用されているようなNAND型フラッシュメモリを基盤とする。SSDは消費電力がわずかで、熱放射も少ない。動作音が皆無でパフォーマンスも素晴らしいのだが、唯一の問題は価格である。
SSDは新しいものではない。普及するには価格が高すぎただけなのである。2007年後半、60GバイトSSDの価格は約1000ドルであった。この価格はお手ごろというには程遠いが、それでも1年ちょっとで半額まで値下がりしている。SSDの大幅な価格の下落、容量の拡大、そしてパフォーマンスの向上は、このテクノロジが主流になるにしたがって今後も続いていくであろう。例えばAppleは、軽量型ノートパソコン「MacBook Air」のオプションとしてSSDを提供している。現在、60GバイトSSDの価格は400ドル前後で推移しており、安いとは言えないもののプラッタを使用する従来のHDDの価格に近づいてきている。
軽量性、省電力性、そして熱放射の少なさを兼ね備えたSSDは、ノートPCにはうってつけである。幸いなことに、ノートPC用の2.5インチSSDをそのままPLAYSTATION 3に使用できることが分かっている。われわれは、60GバイトSSD「SuperTalent Master Drive MX」がPLAYSTATION 3でどのように動作するのか実験してみることにした。仕様によると、価格400ドルのこの60GバイトMaster Drive MXの読み込み速度は120MB/s、書き込み速度は40MB/sである。それと比較する形でPLAYSTATION 3の内蔵HDDをテストしたところ、読み込み/書き込み速度は32MB/sであった。また、読み込み速度120MB/s、書き込み速度70MB/sを誇り、1300ドルとMXドライブよりも高価で性能が勝る60Gバイト「Super Talent Master Drive DX」もあるものの、PLAYSTATION 3自体の価格が約400ドルもすることを考えるとここまでのアップグレードに踏み切るのは難しいだろう。
PLAYSTATION 3にSSDを取り付けるには、それほど時間はかからない。ネジが非常にきつく、ネジ穴をつぶしやすいことを除けば、作業は単純かつ容易である。SSDはHDDと同様に通常のシリアルATA接続が可能で、PLAYSTATION 3のHDDトレーに完ぺきにフィットする。
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