MS、ビデオコーディング特許に関する訴訟でアルカテル・ルーセントに勝利
翻訳校正:石橋啓一郎
ソニーがImmersion Technologyに敗訴して9700万ドルの支払いを命じられた例を見れば、ハードウェアメーカーにとって特許訴訟での失敗がどれほど高くつくかわかる。Bloombergが報じたところによれば、連邦陪審は先週、通信大手企業であるAlcatel-Lucentが所有する特許に関する訴訟でMicrosoftを支持し、同社はソニーのような支払いを避けることができた。
この訴えはもともとMultimedia Patent TrustとLucent Technologiesが起こしたものだが、その後Lucent Technologiesは2006年11月にAlcatelと合併している。訴状では同社の1993年の動画フレームのコーディングに関する特許が侵害されたとして、4億1900万ドルの損害賠償を求めていた(LucentはAlcatelとの合併の前に信託団体Multimedia Patent Trustを組織しており、信託の受益者だが、運営は行っていない)。
今回の訴えを「法外なもの」だと言うMicrosoftのバイスプレジデント兼副法律顧問Tom Burt氏は、GameSpotに対し声明で、この評決は「Microsoftの勝利だというだけではなく、世界中のVC1とMPEG 2ビデオコーディング技術を利用する正当なライセンスを所有している1300以上の企業と起業家の勝利でもある」と述べている。
しかし、Microsoftが完全勝利したというわけではない。Microsoftは、Alcatel-Lucentが同社の特許5件を侵害していると主張しており、この件について、陪審はAlcatelーLucentを支持した。Microsoftはこれらの特許の侵害に対し、950万ドルの損害賠償を求めていた。これに加え、記事によればこれらの特許の1つは新しい発明が存在せず無効であると判断されたという。
「われわれは、MicrosoftのAlcatel-Lucentに対する特許侵害の申し立ては根拠がないと最初から考えていた」と、Alcatel-Lucentの広報担当であるMary Ward氏は、GameSpotに対して述べた。「われわれは本件について陪審がわれわれの主張に賛同してくれたことに満足しており、陪審が本件に対し費やした時間と注意深く思慮深い分析に感謝したい」(Ward氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ


