ゲーム内での暴力、現実世界の暴力的衝動を和らげる可能性--英調査
翻訳校正:石橋啓一郎
暴力的なゲームは、現実世界の暴力の原因とされることが多いが、業界に批判的な人たちはよく自分の主張を裏付けるために学術的な研究結果を引用する。ところが今回、ダブリンで開かれた英国心理学会の年次大会で、暴力的なゲームは実際には現実世界で暴力的な行動を取ろうとする衝動を和らげる可能性があるとする報告が示された。
この研究はMiddlesex UniversityのJane Barnett氏とその同僚が行ったもので、プレーヤーはゲームをしたあと、外に行って誰かの頭を蹴りたいという衝動を感じるというよりは、より冷静になるか、単に疲れるだけあることが明らかになったという。同氏らは男性と女性を含む、12歳から83歳のオンラインゲームプレーヤー292人を調査対象とし、オンラインロールプレイングゲームである「World of Warcraft」(WoW)をプレーしてもらった。被験者は2時間のゲームのセッションの前と後に、怒り、好戦性、性格に関する調査に応じることを求められた。WoWは、米国では13歳以上しかプレーできないT for Teenにレーティングされ、英国では12歳以上しかプレーできない12+にレーティングされている。
多くの場合、プレーヤーはWoWの舞台であるAzerothで流血の戦いを繰り広げた後は、より冷静になることがわかった。「実際、ゲームをプレーした前後には、怒りよりもくつろぎのレベルが高くなっている」とBarnett氏は発表の中で述べた後、次のように警告を付け加えた。「これは性格特徴に大きく依存する」
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ


