エイプリルフール:「アサシン ソリッド」のほか、多くのネタが登場
翻訳校正:石橋啓一郎
4月1日はゲーム業界で発表されるすべてのことが研ぎ澄まされた懐疑主義の対象となる24時間であり、国際サイトや時差を計算に入れればこの時間はもっと長くなる。2008年も多くのいたずら者が出現したが、そのほとんどは騙すというよりは人々を楽しませようとする明らかなジョークだったが、誰もがそれらし過ぎることを気にしたわけではなかった。

コナミとUbisoftを例に取ってみよう。彼らは協力して「Assassin's Solid」と題するトレイラー映像を作り、YouTubeに投稿したようだ。このトレイラー映像はアサシン クリードのプロデューサーJade Raymond氏の紹介から始まり、発売が予定されているメタルギアソリッド4のゲームプレイ映像を見せるものだったが、一点だけ大きな違いがあった。歩兵と歩くロボットの間の市街戦の渦中を切り抜ける場面でソリッドスネークの代わりに現れたのは、アサシン クリードの主役アルタイルの後継者のように見える人物で、今回はタバコを吸っての登場だった(右写真)。
メタルギアソリッドとアサシン クリードは共にバーチャルリアリティシミュレーションとステルスアクションが多く関わる複雑なストーリー展開を持っているという点で共通しているが、この映像はこの2つの世界を結びつけるものではない。アクションの最後には、「アルタイル」はローブをはぎ取られ、その中身は始めからずっとソリッドスネークであったことが明らかになる。しかし、この5分間のトレイラー映像には「On an Altaired war zone... Solid Snake Altaired into an assassin」(訳注:アルタイル(Altair)と、変える(Alter)という単語が掛詞になっている。『変貌した戦場で、ソリッドスネークはアサシンへと装いを変える』)というメッセージが挿入され、6月12日に発売されるメタルギアソリッド4で「すべての真実は明かされる」と結ばれる。そして、メタルギアシリーズのクリエイターである小島秀夫氏自身が登場し、控えめに「Did you like it?(どうでしたか?)」と問いかけて終わる。

例年通り、Blizzardも全力でエイプリルフールに取り組み、立て続けにジョークのニュースを流した。最近のBlizzardの親会社Vivendi GamesとActivisionの合併のニュースに関連して、BlizzardはWorld of Warcraftに発売予定の拡張パック「Wrath of the Lich King」で、「Guitar Hero」に発想を得たバードクラス(Bard Class)を導入すると発表した(右写真)。同社は他の有名シリーズについても忘れておらず、Diabloでは呪われている可能性のある武器が詰まった「ルートピニャータ」を発表し、Starcraft IIではユニットに鈍重な「Tauren Marine」を追加し、新しい家庭用ゲーム機への取り組みとして、「World of Warcraft:The Molten Core」をAtari 2600向けに移植するとした。これらのジョークにはコンセプトアート、スクリーンショットがついており、もっともらしさを出すためにいくつかの動画までつけられていたが、これはちょっとやりすぎかも知れない。
家庭用ゲーム機メーカーの中では、Microsoftだけがこのジョークの祭典に参加し、同社のXbox 360のホームページでは春に発売されるあり得ない新しい周辺機器のラインアップが紹介された。これらのジョーク製品には、無線ヘルメット、USB接続を行うXbox 360ボードゲーム、木目パネルでできたオリジナルのXboxのケースに入ったXbox 360ビンテージエディション、あまりにも懐かしいつまみとスイッチからなるジョイスティックなどが含まれていた。
カプコンのコミュニティブログでは、大昔のエイプリルフールのジョークが登場した。この記事には、発売予定の「Street Fighter IV」の隠しキャラクターに神龍が登場すると書かれている。この種のジョークとしては、Street Fighter IIのアーケード版が全盛の時代に、Electronic Gaming Monthlyがエイプリルフールにリュウの師匠が登場するらしいという記事を出したのが最初で、その記事ではプレーヤーはあり得ないような厳しい条件(ダメージを受けずにゲームをクリアする)を満たさなければこのキャラクターを使えないとされていた。カプコンのブログの記事でも、Street Fighter IVで同様の厳しい条件を満たさなくてはならないとしており、この隠しキャラクターのシルエットの画像を掲載している。
Microsoftの子会社である開発会社Rareは、独自のエイプリルフールを披露し、発売予定の「Banjo Kazooie 3」に関する最新情報を公式サイトに掲載した。しかし、同社が「夢を壊そうとしているわけではない」と書いているように、最新情報のすべてが嘘ばかりだというわけではない。Rareは発売予定のゲームに関して5つのうわさを掲載したが、そのうち1つだけは本当だとしている。

今年のエイプリルフールに参加したのは、ゲームメーカーだけではなかった。 欧州のゲーム専門小売企業GAMEは、自前のジョーク商品リストを掲載し、ゲーム史上最悪の周辺機器を紹介した。同社は現在、原寸大のコントラバスを模した「GAMEware Double Bass controller」の広告を掲載している。同ページではこのコントローラーは「Rock Band」および「Guitar Hero」と互換性があり、Timothy Dalton時代のジェームスボンドファン向けに、バルジゼールのスキー場を滑り降りるのにも使えるかも知れないと補足している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ


