EAのリッキティエロCEO、Take-Two買収提案を語る(前編)
翻訳校正:石橋啓一郎
整理統合は依然としてゲーム業界の大きなテーマであるようだ。Electronic Arts(EA)は米国時間2月24日、Take-Two Interactiveを買収する意向を公にした。2007年にBioWareとPandemicの大型買収を実現させたEAは、今度はTake-Twoに対し総額20億ドル近くに達する現金での買収を提案しており、これはこのGrand Theft Auto(GTA)のパブリッシャーであるTake-Twoの株価総額に64%のプレミアを付けた金額となる。Take-Twoの役員会はこの提案を退け、この価格は低すぎるものであり、2カ月以内にはGrand Theft Auto IVが小売店に並ぶというこの時期の買収は正しいものではないと述べている。
両パブリッシャーは、この日発表した買収提案に関するプレスリリースで意見を戦わせているが、Electronic Artsの最高経営責任者(CEO)であるJohn Riccitiello氏は、GameSpotのいくつかの質問に答え、EAがTake-Twoを欲する理由、企業文化の衝突に関する懸念、この買収が1年前ではなく今行われる理由などについて説明した。
--このニュースは、自分がまもなく余剰人員となってしまうのではないかと考えるEAとTake-Twoの従業員の多くを動揺させているでしょう。特にさまざまなスポーツ部門の人たちはそうかもしれません。この提案が受け入れられたら、人員削減や整理統合はどの程度の水準で行う予定ですか。
Riccitiello氏:まだそのことについて話すのは早過ぎると思いますが、われわれがTake-Twoの資産に惹かれるのは、彼らのスタジオ、つまりRockstarやVisual Concepts、Irrational(2K Bostonおよび2K Australia)、Firaxisを愛しているからであり、われわれは彼らの知的財産を気に入っています。今回われわれが提案している取引は、スタジオレベルでの相乗効果を狙うものではありません。
--買収が受け入れられた場合でも、支配権の変更条項によって、多くのライセンスやスタジオがEAの一部にはならない可能性もあることについては承知していますか。
Riccitiello氏:われわれはTake-Twoの秘密情報を開示することはできないため、その問題について話すことはできませんが、われわれはこの取引に強い確信を持っています。われわれはこれがTake-Twoの株主にとってすばらしい取引であると考えていますし、プレミアは大きなものです。また、独立した企業としてTake-Twoは一連の経営や規模の問題を抱えています。法的問題や財務的問題……。われわれは、Take-Twoの株主が得るものは非常に大きいと考えています。
われわれにとって重要なのはTake-Twoのスタジオと知的財産であり、これをEAの一部に取り込みたいと強く願っています。そして、われわれはこれがEAの幅を広げるものになると予想しており、われわれにとっても勝利となります。EAは彼らのスタジオにとってすばらしい場所になれるでしょう。EAの分散型ブランドモデルは、私が長年Rockstarの責任者であるSam Houser氏との間で交わしてきた会話に触発されたものです。これは単純なことだと思います。これはTake-Twoの株主にとってもすばらしく、われわれの株主にとってもすばらしく、彼らのスタジオにとってもすばらしいことです。
--2007年にも買収のうわさや憶測が流れ、その際あるアナリストは、GTAやManhuntなどのゲームを作り出す会社の企業文化は、EAの企業文化とは馴染まないだろうと述べていました。
Riccitiello氏:2007年にも憶測は流れましたし、EAは1年前にも彼らについて検討していたことは認めます。買収提案を行わないことを決めた理由は、当時私はEAに来たばかりであり、Electronic Artsで改革すべきことがあることを分かっていたためです。また、EAには、整理整頓できていると感じる立場になって欲しかったのです。われわれは今その立場にあり、組織は強くなり、よく機能していると感じています。私が本当に待っていたのはそれらの変化であり、それについては私は市場でうまく伝えられてきたと考えています。
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この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ




