米下院議員ら、ESRBのゲームレーティングの透明性を求める
翻訳校正:石橋啓一郎
現在の大統領候補者であるHillary Clinton議員(ニューヨーク州選出、民主党)を含む4人の米国の上院議員が2007年11月、Entertainment Software Rating Board(ESRB)に対し、同組織のゲームのレーティング方法に関する一連の提案と懸念を記した嘆願書を提出した。Take-Two InteractiveのManhunt 2の編集済みのバージョンが米国ではM for Matureにレーティングされたが、英国では発売が禁止されたままであることから、この4人の上院議員はESRBのシステムを修正するか強化すべきであると提案している。上院議員らはまた、レーティング過程の透明化を求めると同時に、Wiiのモーションセンサを用いた操作方法が暴力的なゲームの子供に対する影響を増す場合があるとして、Wii用ゲームのレーティングの再評価を求めた。
さらに今度は2人の下院議員がESRBとの対話を始めた。これはより範囲が狭く、より具体的な要求を伴うものだ。GameSpotが入手したESRBへ向けた書簡の草案では、Joe Baca下院議員(カリフォルニア州選出、民主党)とFrank Wolf下院議員(バージニア州選出、共和党)はESRBに対し、パブリッシャーのゲームに関して提出された動画をオンライン上で公に閲覧可能にすることを求めている。パブリッシャーはすでに、好ましくない内容を持つゲームについては、ESRBのレーティングの過程の一部として動画を提出することを義務づけられている。
下院議員らの書簡ではこの動画クリップは長いものになる場合があることを認めており、そのような場合にはそのゲームのレーティング評価者が最終的なレーティングのためにもっとも適切であると考える部分のクリップだけを、ESRBが公開することを提案している。また、ESRBが通常評価しているゲームの数からすれば、このようなクリップの公開はT for Teen以上のタイトルにのみ必要だとしている。
書簡の草案によれば、「保護者は、子供に適切なゲームを選択することができるよう、ビデオゲームコンテンツに関する一貫性があり、正確で、客観的な情報にアクセスできなくてはならない。Tレーティング以上のゲームのクリップが公開されることで、保護者や消費者はゲームのコンテンツに関しより詳細な情報を得ることができる」という。
Baca下院議員の事務所関係者は、同議員の計画と、議員らが本件について共同申し入れを行ったことを認めた。
「われわれは、Tレーティング以上のゲームの包括的なクリップをオンライン上で公開することは、消費者にとってもESRBにとっても利点があると考えている」と議員らは述べている。「一般の人々は購入するかどうかを決める前にゲームの内容をより正確に知ることができ、ESRBのレーティング過程は白日の下にさらされることになり、信頼性も増す」(Baca議員事務所)
GameSpotではESRBの関係者にコメントを求めたが、本稿執筆時点では回答を得られていない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ




