新型DSの設計は既に終わっている:アナリストが分析
翻訳校正:石橋啓一郎
任天堂の「ニンテンドーDS Lite」のデザイン変更は大成功だったと証明された。日本で2006年3月に発売されて以降、DS Liteは常に世界中のハードウェア売上チャートのトップを占めている。この成功にもかかわらず、Pacific Crest SecuritiesのアナリストEvan Wilson氏は、任天堂が既に後継機の設計を終えていると考えている。
Wilson氏は米国時間11月14日、「われわれの関係筋が改良版のDSが完成したと示唆している」とクリスマス商戦へ向けての投資家ノートのプレビュー版で述べている。Wilson氏はまた、「新型DSはより薄く(GBAポートはない)、オンボードのストレージを持ち、スクリーンが大きい。ただし、われわれは改良版のWiiあるいはDSは主要3地域での売上が下火になり始めるまでは発売されないと考えている」と述べている。Nintendo of Americaにコメントを求めたが、本記事執筆時点では返答を得られていない。
再設計されたDSの存在をほのめかしたほかにも、Wilson氏は2007年の盛りだくさんのクリスマス商戦シーズンに、パブリッシャーが直面する課題についても述べている。Wilson氏は特に任天堂がほかのパブリッシャーを「難しい位置」に追いやっているという。サードパーティーのDS用およびWii用のゲームの再注文には3週間から6週間かかるため、パブリッシャーはもし販売数を過小評価してしまうと調整に問題が出てしまう一方、もし初注文の数字が楽観的すぎれば小売店からの返品のリスクがある。
クリスマス向けの発売ラッシュは、小売店チェーンにも悪影響を及ぼすという。Wilson氏によれば、任天堂のプラットフォーム関連の発売が多いことと、梱包のかさばるGuitar HeroとRock Band、そしてクリスマス向けDVDの発売に合わせた、夏にリリースされたタイアップゲームの復活が、小売店の棚のスペースの不足に拍車をかけるという。
Wilson氏は小売スペースの不足に影響されないゲームもあるという。「年末の込み合った状況は小売店のスペースを限定してしまい、これは明らかに知名度の低いゲームの初注文の量と質の低いゲームの再注文の量を抑制することになる」同氏は予約販売比率の高いゲームである「Guitar Hero III」「Call of Duty 4」「アサシン クリード」「Mass Effect」「WWE」「Rock Band」などは小売スペースの不足から受ける影響は少ないだろうと予測している。さらに同氏は、「圧縮されてしまうリスクがあるタイトルには、『HAZE』『Kane & Lynch』『アンチャーテッド』などが含まれる」と続けている。
Wilson氏によれば、オリジナルゲームが多いことは各パブリッシャーの毎年発売されるソフトにも悪影響を及ぼすという。Wilson氏は、「消費者は選択肢が増えると、昨年購入したゲームや、来年も購入できるゲームは見送るようだ」と述べる。同氏は、2007年は「FCAA Football」「Madden NFL」「NBA Live」などのスポーツゲームシリーズの売上がすべて前年よりもかなり減少しており、2004年の状況と似ているという。
「NPDによれば、8月と9月のMadden NFLの販売数は前年同期に比べて売上で6.4%、販売数で8.9%減少している。今年のNCAA Footballの売上は昨年に比べ20.7%減少している」とWilson氏は述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ


