スーパーコンピュータ代わりにPS3--米研究者が実践
翻訳校正:石橋啓一郎
PLAYSTATION 3(PS3)は学術分野での居場所を増やしているようだ。2007年3月から始まっている、Folding@homeプロジェクトでは、スタンフォード大学の研究者がタンパク質の形を処理するのを支援している。分散コンピューティングプログラムで処理された情報は、研究者にパーキンソン病、アルツハイマー病、嚢胞性線維症などの病気の原因や治療法に対する洞察を与えてくれる。
今度は他の研究者がPS3を科学の進歩のために利用している。Wiredによれば、マサチューセッツ大学ダートマス校の天体物理学者Gaurav Khanna博士は8つのPS3を繋ぎ、理論重力波の研究で数値計算を処理させている。この重力波は巨大質量のブラックホールが星を飲み込む際に生まれる副産物として生まれるはずのものであり、Khana博士はこの重力波がいずれ観測することが可能なだけの強さを持つかどうかを判定するのにこの処理能力を使っている。
これまでは、この数値処理のためにスーパーコンピュータの使用料に5000ドルも支払う必要があった。Khanna博士はWiredに対し、ソニーはPS3を無料で提供してくれたが、そうでなかったとしてもスーパーコンピュータを使用するよりもPS3を使った方が安く済んだだろうと話した。
「基本的に、これはほぼ代わりのものとして使える。スーパーコンピュータを使わなくて済むようになったことは、いいことだ」(Khanna博士)
Khanna博士は研究結果を数ヶ月以内に発表したいと考えているという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ


