ついに予告動画が登場--カプコンの「ストリートファイターIV」
翻訳校正:大熊あつ子、小林理子
カプコンの公式ウェブサイトでは、10月第2週の間ずっと、カウントダウンのタイマーが動作していた。ただし、サイトを訪れた人にはただ「覚悟しろ」とだけ表示されていた。そして米国時間10月17日の朝、カウントダウンが終了し、カプコンが10年間大切に温めてきたゲームの、意味深長な予告動画が表示されるようになった。
カプコンは10月17日、同社の人気ゲーム「ストリートファイター」シリーズの最新作「ストリートファイターIV」を開発中であることを明らかにした。「ストリートファイター」シリーズは約10年前に、「ストリートファイター III(海外タイトル:Street Fighter III: The New Generation)」がアーケードゲームとしてデビューした(その後、何度かリメイクおよびアップグレードを繰り返し、スピンオフ作品も生んでいる)。
予告動画では、長年のライバル、ケンとリュウの格闘する姿を再び映し出す。場面は月光に照らされた森の中。友人であり、ライバルでもある2人は、約1分にわたってお互いに拳を繰り出しブロックし、打撃をかわし、ハリケーンキックやドラゴンパンチといったお馴染みの技を炸裂させる。2人の優劣はつかないままリュウがファイヤーボールをチャージして、スクリーンを白く染め、その中から「ストリートファイターIV」のロゴが血しぶきとともに画面に現れ、「覚悟しろ」の文字が表示される。
動画を見るかぎりでは、「ストリートファイターIV」は存分に3Dを駆使しているようだ。だとすると、次の「ストリートファイター」での戦いはどんな形式になるのだろうか。たしかに、このシリーズはこれまで、主に2Dで格闘シーンを描いてきた。しかし、「ストリートファイターIV」が3Dの格闘技ゲームになるとしても、同シリーズで3Dを採用するのは、これが初めてというわけではない。カプコンは、ゲーム開発業者アリカの協力を得て、1996年にアーケード用のスピンオフ作品「ストリートファイターEX」を開発した。「ストリートファイターEX」はその後、いくつかの続編を生み、PlayStationにも移植されてそこそこの評価は得たが、続編の「ストリートファイターEX3」がPlayStation 2のスタート時のラインアップに数あわせ的に加えられた以後は、休眠状態となっている。
カプコン自体の3D格闘ゲームにおける実績は、「パワーストーン」、「スターグラディエイター」、「超鋼戦紀キカイオー(海外タイトル:Tech Romancer)」、「私立ジャスティス学園(同:Rival Schools)」などのシリーズを開発してきたことを見ても、少ないとは言えない。しかし、こうした3Dの取り組みがすべて成功したわけではない。2002年に3D格闘ゲームとして発表された「Capcom Fighting All-Stars」は、「ストリートファイター」、「私立ジャスティス学園」、「ストライダー飛竜」、「ファイナルファイト」など、同社のゲームシリーズのキャラクターが多数登場することで話題を呼んだが、翌2003年に話は白紙に戻された。
2D格闘ゲームでは、カプコンは「ストリートファイター」をベースに、さまざまな手を加えて安定したサイクルで製品を発売している。しかし、同社による2D格闘ゲームは、「カプコン ファイティング ジャム(海外タイトル:Capcom Fighting Evolution)」を2004年に出したのが最後で、このときの売れ行きはかんばしくなかった。「カプコン ファイティング ジャム」は、「ストリートファイターII」、「ストリートファイターIII」、「ストリートファイターZERO(同:Street Fighter Alpha)」、「ヴァンパイア(同:Darkstalkers)」、およびあまり有名にはならなかった「ウォーザード(同:Red Earth)」という5種類の格闘ゲームの世界を1つにしたものだった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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