サイカンゲームズ、事業展開とセカンドファクトリーとの協力など質疑応答カンファレンス
9月20日、東京ゲームショウ2007にて、サイカンゲームズ質疑応答プレスカンファレンスが行なわれた。その前に行なわれたプレスカンファレンスは言わばマスコミ向けの宣伝イベントで、こちらが本当の事業説明会といえるだろう。
サイカンゲームズ代表取締役/CEO 丹波利隆氏
昨年、韓国のサイカンエンターテインメントとして東京ゲームショウ2006に参加してから1年。今年は日本のサイカンゲームズとして参加となった。
カンファレンスにおいて、サイカンゲームズ代表取締役/CEO 丹波利隆氏が、初回の2006年はサイカンの存在を知っていただく場だったとするなら、今回の東京ゲームショウはサイカンの本格的な日本進出を宣言する場と語ったのが印象的だった。
では、丹波氏が質疑応答プレスカンファレンスにて語った内容を簡単にまとめてお伝えする。
サイカンゲームズは、2007年7月にコムシードの100%子会社として設立され、オンラインゲームコンテンツの開発・運営・配信サービスを軸とした、事業を展開していく。今後の事業展開において5つの柱を提示した。
- ワールドワイド展開の基盤となる日韓連携体制作りの第一歩
- サイカンブランドの日・韓・中3市場におけるサービス展開の加速
- 特に自社開発力と海外ライセンス開拓力のバランス取り
- これからのタイトルラインナップ拡充に向けた企画開発・開拓の機能強化
- 韓国・海外での売上をコムシードグループの連結ベースに取り込む
オンラインゲームにおいて韓国は、今、世界最先端市場として次代のトレンドをリードしている。また、韓国国内には多くの開発会社があり、そこから多様なタイトルが発信されており、新規タイトル開拓が可能。市場規模も大きく、サイカンゲームズの韓国販社としての役割と売上貢献が望める。など、サイカンゲームズコリア、つまり韓国に子会社を設立するメリットは、このように多岐にわたる。
狙うはアジア、そして世界展開
だが、韓国に親会社のサイカンエンターテインメントがあるのに、また何故と思う人もいるだろう。これはサイカンエンターテインメントはあくまでサイカンブランドのディベロッパーとなり、ライセンス販売やパブリッシング運営、企画開発や開拓をサイカンゲームズコリアがすることで、日本のサイカンゲームズとの連携を強化し、より素早い連携で世界市場展開ができる形にするのが狙いらしい。
サイカンゲームズは、日本でマーケティングやサイカンブランドのライセンス展開、新規タイトルの共同開発やプロデュースを行なうことになる。
また、自社開発ばかりでなく、アジア・欧米のタイトルを開拓し、版権を取得して、タイトルの特徴が活きる市場に向けての投入も行なっていく予定だ。
サイカンゲームズは日韓両社のコラボレーションでシナジーを生み出し、まずは日韓両国でパブリッシングの展開。そして、日韓共同でゲーム開発。ならびに日韓連携での他社ゲームの開拓をしつつアジア展開。そして、最終的には世界展開を目指していく。
これがサイカンゲームズの今後の事業計画となる。昨年のTGSから出展タイトルは増えず(むしろ減っている)、どうしてしまったのだろうかとカンファレンス前は少し心配したが、それは杞憂であった。
サイカンは、この1年を日本でサービスを提供するための準備期間として、しっかりと足場を固める作業をしていたのだ。
それが、サイカンゲームズの設立、そして、サイカンゲームズコリアとして実を結ぼうとしている。
説明後に行なわれた質疑応答で今回初公開になる新規タイトルの有無について聞いてみたが、まだ正式発表はできないとのことだった。2〜3タイトルの開発情報の噂を聞いていただけに、これはちょっと残念だったが、この1年でしっかり足場を固めたサイカンゲームズが来年にかけて攻勢をかけてくるのは間違いないだろう。
来年のTGSではサイカンゲームズがどんなタイトルを出展しているかが楽しみだ。もちろん、TGSを待たずとも、何か変化があれば、随時伝えていきたいと思う。
セカンドファクトリー代表取締役 前川浩史氏
続いて、同じコムシードグループでコミュニティ事業を展開する「セカンドファクトリー」の代表取締役 前川浩史氏より事業説明が行なわれた。
セカンドファクトリーは、サイカンゲームズ同様、コムシードの100%子会社として、2007年8月に設立された。「ネットカフェ」「フリーペーパー」「Webサイト」「ネットラジオ」の4事業を軸に、その相乗効果によって、エンターテインメント・コンテンツを対象として、コミュニティ・ビジネスを展開してゆく。
その拠点となる「ADスクエア(あどスクエア)」が東京・秋葉原に2007年10月10日にオープンする。
「あどスクエア」は複合カフェ施設となっており、1Fはイベントスペースで、イベント開催時以外は気軽に立ち寄れるスペースとして開放し、ステージではネットラジオを定期的に収録する。
2Fはカフェスペース。落ち着いた雰囲気でオフ会など貸切で利用することもできる。
3FはPCフロア。ネットゲームに特化した最新式PCを常時20台設置してある。
4Fは更衣室や出演者控え室となっている。
また、ファンコミュニティの情報インフラとして、フリーペーパー「AkibaDog+(アキバドッグプラス)」を発行する。
創刊準備号が、TGSにて配布されていた。ゲームの紹介にコミックやコラムなど読み物も多く、飽きさせない作りだ。
さらに、10月には、メディア関連事業やネットラジオ、ポータルサイトにも拡大し、ファン同士が広く繋がることのできる場として展開していく。
セカンドファクトリーはコミュニティビジネスを展開するため、グループブランドは全面に出さず、商品に対しては中立の立場をとるとのことだが、サイカンゲームズにとって、セカンドファクトリーのコミュニティネットワークは頼もしい味方になるだろう。
今後もサイカンゲームズとセカンドファクトリーの動きには注目していきたい。
サイカンゲームズ
http://www.cykan-games.com/
セカンドファクトリー
http://www.secondfactory.co.jp/




