新型PSP「PSP-2000」を検証 従来PSPとも比較
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E3開催中にソニーの新薄型PSPに触れる機会があったが、どちらかと言えばそれはほんの挨拶のようなものだった。ハードウェアの写真を撮影し、ビデオ出力の動作確認を簡単に行う時間しか取れなかったのだ。
前回の試用レポートを読む手間が惜しい人のために、再設計されたPSPの要点を整理しておこう。新しいPSPは、現行版よりも薄く、軽量で、いくつかの新機能を持っている。このシステムは全く同じゲームをプレイできるが、新たにビデオ出力ポートを備えており、PSPをHDTVなどの外部ディスプレイに接続して、大画面で再生することができるようになった。このシステムでは、UMDのローディングトレイが簡略化され、システムメモリを32Mバイト増強、さらに消費電力が抑えられ、バッテリも小型になり、USBからも充電できるようになった。新型PSPは、9月から現行システムと入れ替わる。色は、ピアノ・ブラック、アイス・シルバ、セラミック・ホワイトから選ぶことができる。ゲーム、UMDムービー、メモリスティックなどさまざまな同梱オプションで販売される予定で、セラミック・ホワイトのPSPにはダースベーダーのシルクスクリーンバッテリーカバーがついてくる。
編注:日本では「ピアノ・ブラック」「セラミック・ホワイト」「アイス・シルバー」「ローズ・ピンク」「ラベンダー・パープル」「フェリシア・ブルー」の6色が発売される新型PSPの再設計された機能をE3でチェックできたのはよかったのだが、われわれが本当にやりたかったのは、いくつかのゲームを新型機でテストして、増強された内蔵メモリと新しいUMDキャッシュシステムによってロード時間が短くなるかどうかを検証することだった。梱包を開けたとき、われわれが考えていた最初の項目はこのことだったが、新型PSPのディスプレイのバックグラウンドカラーが、現行のPSPと違うのに気付き、横道に逸れてしまった。調べてみると、オリジナルの13色に対し、新しいPSPでは28色とカラーの選択肢が増えていることがわかった。われわれはソニーに対し、新しい色は新型PSPでのみ利用できるのか、それとも新型に搭載されているファームウェアであるバージョン3.60へアップデートすれば加えられるのかを問い合わせた。残念ながら、ソニーからの回答を得られていない。
バックグラウンドカラーの変更点を突き止めた後、再びわれわれはメモリの検証から横道に逸れてしまった。新型PSPは、操作性がよくなっているように感じられたのだ。このため、コントローラの入力装置を調べ、この感触に物理的な理由があるのかを見てみることにした。その理由はすぐに分かった。システムを平らに置いて見たところ、新型ではDパッドのボタンが少し高くなっていた。これによって、ゲームの操作性が大きく向上している。
その後われわれは、ようやくメモリ読み込みテストにたどり着いた。新型では「System Settings Menu(設定)」メニューに新しく「UMD Cache(UMDキャッシュ)」オプション追加されている。画面をスクロールする説明によれば、UMDキャッシュをオンにすると、「システムがUMDから読み込む頻度を減らす」とある。われわれは、UMDキャッシュ機能をオンにして、いくつかのゲームでテストを行い、ロード時間に対する影響を調べた。UMDキャッシュは最初にメモリへの読み込みを必要とする。また、われわれは一度ゲームを立ち上げた後終了させ、データをシステムメモリにあらかじめ読み込ませておくことで、読み込み時間が短縮されるかも検証することにした。今回は3つのゲームをテストする時間しかなかったが、その結果はシステムメモリとUMDキャッシュの追加は、実際に最初のゲームの立ち上げと、その後の再ロードを早くするのに役立っていることを示している。
新型PSP ロードパフォーマンス (数字は秒)
(Shorter bars indicate better performance)
ビデオ出力の動作も良好だ。ソニーは新しくPSPの新しいビデオ出力機能の管理のために「Connected Display Settings(外部ディスプレイ設定)」メニューを追加した。「Switch Video Output(映像出力切りかえ)」オプションで、PSPのスクリーンと外部ディスプレイの間でビデオ出力を切り替えることができる。「TV Type(テレビタイプ)」オプションではアスペクト比を16:9のワイドスクリーンと、通常の4:3から選ぶことができる。「Component/D-Terminal(コンポーネント/D端子出力)」設定ではコンポーネント端子やD端子ケーブルを使用する際に、プログレッシブ再生かインターレース再生かを選択することができる。メニューでは、スクリーンセーバーの起動を5分後、10分後、15分後に設定することもできる。
われわれは、映画「ドッジボール」のUMDを、Westinghouse製のHDTVで再生してみた。画像が適切に表示されるまでにはビデオ設定をいじらなくてはならなかったが、設定を終えてからはビデオ出力の動作は良好だった。ビデオ出力のHDTVの解像度へのアップスケールではよい画質は得られないため、再生の際には480pか480iの出力を使うことを勧める。コンポーネントケーブルをPCに接続して画像をキャプチャしようとした際には、映像は非常によい状態だった。われわれのテストシステムにはコンポーネントケーブルしかなかったため、通常のコンポジットケーブルでの性能を検証することはできなかった。
ソニーの新型PSPは、現行モデルよりもよくなっている。マシンの軽量化は手に持ったときの快適さを増しており、内部メモリの追加もゲームの性能を向上させている。今回の変更は、現在PSPを持っているユーザーに買い換えさせるほどではないが、PSPの購入を検討している人は、この新システムを魅力的に感じるだろう。9月に出荷される予定の製品パッケージについて知りたければ、最初の試用レポートを読んで欲しい。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを 編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ



