ActivisionとBlizzardの合併--BlizzardのCEOに聞くその裏側
翻訳校正:石橋啓一郎
12月2日の朝、多くの企業幹部がゲーム業界史上最大の合併のニュースを見て、モーニングコーヒーを吹き出したことだろう。この朝、ActivisionとVivendi Gamesは、合併して新しい株式公開企業であるActivision Blizzardを作るという発表を行った。
もしこの合併が認可されれば、新会社はElectronic Artsを飛び越して世界最大の独立したサードパーティーパブリッシャーになり、売り上げの合計は38億ドルを超えると推定される。この大きな数字も、Activision Blizzardの合わせて推定189億ドルという巨大な資産価値と比較すると小さく見える。
この合併は予想されていなかったが、非常に筋が通っている。Activisionの「Call of Duty」や「Guitar Hero」のシリーズはそれぞれ一人称シューティング市場とリズムゲーム市場で成功を収めているが、同社は品揃えの中に大規模マルチプレーヤーオンラインロールプレイングゲーム(MMORPG)を持っていない。また、Creative Assemblyがセガに買収されて以降、Activisionはリアルタイムストラテジー(RTS)市場ではほとんど存在しないも同然だった。Vivendiを見てみると、同社の子会社であるBlizzard Entertainmentは世界でもっとも人気のあるMMORPGである「World of Warcraft」を持っており、RTSの品揃えには大いに待望されている「Starcraft II」がある。
GameSpotはBlizzardの共同設立者、社長兼最高経営責任者(CEO)のMike Morhaimeにインタビューを行い、この地平を揺るがす合併に対する内部からの見方を披露してもらった。
--これは明らかに巨大ですね。今回の取引がどう始まったのか聞かせてもらえますか。
これは2007年に入ってあった1本の電話から始まったのだと思います。(ActivisionのCEO)Bobby Kotickが(VivendiのCEO)Bruce Hackとランチに行き、この2社で一緒に何かできるかどうか話をしました。両方の会社が、この2社の組み合わせを検討して多くのメリットがあると感じたのだと思います。しかしまずは、これをはっきりさせておきましょう。VivendiはActivisionを買収するのではなく、Activision Blizzardの過半数の株を取得することになります。これはかなり違うことです。
--では、むしろVivendiが支配的利権を持つ合併のようなものだということですか。
そう、それで完璧です。Bobby (Kotick氏)は常に彼の会社を業界のナンバーワンパブリッシャーにするために常に何かをしています。今回の合併によって、それが可能になりました。Activisionは素晴らしい業績を持っており、家庭用ゲーム機市場に強みを持っています。実際、最近数カ月間は家庭用ゲーム機市場では同社がナンバーワンサードパーティパブリッシャーでした。
--はい。子供たちはGuitar Heroが好きですからね。
Call of Dutyも非常に好調でした。
--本当ですか。気付きませんでした。
そうです(笑)。とにかく、われわれの側はPCゲームとオンラインゲームに強みを持っています。われわれは、世界最大の大規模マルチプレーヤーゲームのパブリッシャーで、930万人の登録者がおり、まだ増えています。われわれはアジアで成功している唯一の欧米のパブリッシャーです。
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