ドワンゴ、人気美少女キャラクターたちと生活できる3D生活空間サービス「ai sp@ce」を2008年夏より開始
ドワンゴは、美少女コンテンツメーカーが提供する女の子と生活できる、3D生活空間サービス「ai sp@ce」を2008年夏より開始すると発表。本日(2008年4月8日)、東京・秋葉原UDXにて記者発表会を行った。
今回の記者発表会では、「ai sp@ce」を運営するドワンゴの取締役副社長 太田豊紀氏、サービスのコンテンツ開発を担当するヘッドロックの代表取締役 岡田信之氏が挨拶に登壇。発表会の司会進行は、同じく「ai sp@ace」に参画するブシロードの代表取締役社長 木谷高明氏がつとめた。
「ai sp@ce」は、人気美少女コンテンツブランド「Key(キー)」「Navel(ネーブル)」「Circus(サーカス)」のそれぞれ大ヒット作である「CLANNAD」「SHUFFLE!」「D.C.II 〜ダ・カーポII〜」の各世界・キャラクターを、3Dオンライン上に再現したコミュニケーションサービス。
ユーザーは自身が扮する「アバター」を操作し、各作品の世界観を再現した「島」の中で、美少女キャラクター「キャラドル」との生活を楽しむことが可能。この「キャラドル」は、様々な衣装アイテムの着せ替えはもちろん、モーションや仕草を覚えさせることで、様々な個性をユーザーが創ることが可能だという。
なお、主題歌第一弾を歌うのは、「I’ve」のKOTOKOさんに決定。この他、新サービス情報、新たに参加する作品情報などは、ai sp@ce 公式サイト(http://ai-sp.jp)にて随時公開される。
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「ai sp@ce」は偶然から生まれたプロジェクト
ドワンゴ 取締役副社長 太田豊紀氏
まず挨拶に登壇したのは、ドワンゴ 取締役副社長 太田豊紀氏。
太田氏は今回の「ai sp@ce」について、サーカスの松村氏とブシロードの木谷氏からほぼ同時期に、似たような構想を聞いたのがはじまりだったという。
ただ、2006年当時のドワンゴはモバイルコンテンツ中心で事業が展開していたため、新たなPCサービスを行うことは難しかった。しかし、ニコニコ動画の急速な立ち上がりによって、PCサービスでの新事業立ち上げが現実味が帯びてきたため、「ai sp@ce」構想を実行に移したという。
太田氏は、すでに先行他社が数多く展開しているバーチャルスペースの新規参入について
「焼き畑的に(ワールドを)つくって、お金を回収してしばらくしたら廃れていくというワールドがおおい。"ai sp@ce"は、ユーザーのみなさんが住むところ、拠点になる場所と思っていただけるサービスにしていく。この点が、決定的に他のサービスと違うところだ」
と、ユーザーがそのゲームの世界に浸れるような世界の構築に全力をかたむけると、意気込みを語った。
ヘッドロック 代表取締役 岡田信之氏
次に登壇したのは、「ai sp@ce」の開発を担当するヘッドロックの代表取締役 岡田信之氏。
岡田氏は日本のMMORPGの歴史を例に挙げ、オンラインゲームには「ゲームとしての面白さ」「MMOのテクノロジを活かしたコミュニティ型コンテンツ」という2つの可能性があると説明。
しかし、ゲーム部分の問題点として、市場が成熟するにつれてリアルマネートレード(RMT)やBOT、チートといった問題が噴出しており、不正行為の根絶が運営会社に求められている状況だが、「ai sp@ce」はゲームではないため不正行為への対策は必要ない。そういった労力をすべて「コミュニティ型コンテンツ」の可能性を追求に注力して制作していると語った。
さて、次に「ai sp@ce」に参画しているサーカスのプロデューサー、松村氏とヘッドロック ディレクターの高屋敷氏によるデモンストレーションが行われた。
まず驚かされるのが、原作のキャラクターたちを忠実に再現した3D表現のかわいらしさだ。今回公開されたのは、「D.C. 〜ダ・カーポ〜」の舞台である初音島の一部と、各作品世界をつなげる場所となる「アキハバラ島(仮)」。アキハバラ島(仮)は、JR秋葉原駅前を忠実に再現しており、制作側のこだわりを感じさせる。
「アキハバラ島(仮)」では作品の垣根を越えて、多くのアバターやキャラドルが集まり、会話やイベントなどのコミュニケーションを楽しめるとのこと。さらに、ニワンゴが運営する「ニコニコ動画(SP1)」内の「ニコニコアニメチャンネル」に専用コーナーを設け、そこへプレイ動画をアップロードできるなど、密接な連携を図ることで価値あるサービスを追求していくとしている。
質疑応答
「ai sp@ce」にコンテンツを供給するビジュアルアーツ、オメガビジョン、サーカス3社の開発スタッフからのコメントの後、質疑応答が行われた。
すでにサーカスでは「初音島オンライン」を展開しているが、差別化はどのようにするのか
もともと「ai sp@ace」の企画があり、実際にどのくらいの反響があるかを見るためのテストケースとしてオンライン初音島をスタートさせた。したがって最終的には移行の方向で考えているが、そのまま移行することはできないので、お客様の反応を見て今後の対応を検討したい。(サーカス 松村氏)
システム的な部分をもう少し具体的に説明してほしい
基本的にゲームではないので、何をしたらどうなるとは一概にはいいにくい。「ai sp@ce」の対象となるユーザーは、すでに作品世界にリテラシーの高い人たちなので、彼らが望むモノを実装していきたいと考えている(サーカス 松村氏)
ビジネスモデルはどのように考えているのか?
基本的にアイテム課金制で健闘している。詳細については後日発表する予定だ。(ブシロード 木谷氏)
クライアントについてはダウンロードでプレイしいただくが、スターターパックを「ai sp@ace」制作委員会が提供して、各社で販売するというのも可能性はあると考えている。あくまでも仮定だが各社5万本販売できれば、初期投資を回収することができるので、様々なサービス提供を迅速に行いやすくなる。
(ai sp@ce全体が)進化していくのを念頭にしているので、最初にある程度回収できるのはありがたい。可能性はあると思う。(サーカス 松村氏)
秋葉原を精密に再現していたが、著作権法上問題などはおきないのか?
制作委員会としては問題なしと考えているが、実サービスを行いながら対応していきたい。(ドワンゴ 太田氏)
いまはテストケースで再現しているが、本サービスの時には建物をまっさらにして、その中にバーチャル店舗を出店してもらう可能性もある。(ブシロード 木谷氏)
成長という概念があるのならば、チートやBOTは発生するのではないか
行動によってアイテムが得られるというシステムではないので、(BOTをする)意味がないのではと考えている。「キャラドル」の成長もパラメーターが上下するというものではなく、仕草や行動の変化によって見ている人たちに"移りかわりの変化"を楽しむ内容となっている。
また、不正行為を検知する仕組みの導入も検討しているので、不正行為の横行は限りなく少なくなると考えている。(サーカス 松村氏)
フレンドリストのようなものは実装されるのか
ニコニコ動画と機能を共有したいと考えている。現状ではニコニコ動画に(フレンドリストのようなものが)無いので、「ai sp@ce」にも搭載されない。この機能については、ニコニコ動画に依存する。(ドワンゴ 太田氏)
画面内にいる人とはチャットが可能なようにしたいと考えている。ただ、画面外にいるひとは携帯電話を買っていただいて、それをチャットツールとして活用してもらえるようにしたい。全部便利にするのではなく、不便な部分ものこして、そこから遊びを創出してほしいと考えている。(サーカス 松村氏)
(左から)ブシロード 代表取締役社長 木谷高明氏 ドワンゴ 取締役副社長 太田豊紀氏 ヘッドロック 代表取締役 岡田信之氏
(左後列)Novel アッチョリケ氏、ビジュアルアーツ 丘野塔也氏、サーカス らまマン氏、同 松村和俊氏、同 雨野智晴氏(左前列)各メーカーのキャラクターの衣装に身を包んだコスプレイヤーさん、秋葉原 メイドカフェ メイリッシュ ありささん、サーカス たにはらなつきさん
ai sp@ce 公式サイト
http://ai-sp.jp



















