カードゲームの面白さが凝縮された傑作! 【高速カードバトル カードヒーロー】レビュー
GameSpot スコア
| 操作性 | 9 | |
| ビジュアル | 7 | |
| サウンド | 6 | |
| 満足度 | 10 | |
| 独自性 | 8 |
わかりやすさ: 10〜30分
カードゲームの魅力が存分に楽しめる!
「トレーディング・カードゲーム(以下、TCG)」という種類のゲームは、長く持続する面白さをもっていると思う。膨大な種類のカードから、自分が使うカードを決める戦略性。対戦で、相手の動きを読んで戦う戦術性。そして、カードそのものを集める楽しさ。さらに、大会に参加したり、ゲームを通じて友人ができるようになったりすると、もうTCGの魅力から抜け出せなくなる。TCGには、そんな危険な面白さがたくさんつまっているのだ。
ニンテンドーDSソフト「高速カードバトル カードヒーロー」は、そんなTCGの面白さがギュッと凝縮された一本だ。
主人公である中学2年生の少年・サトルは、ふとしたことから話題のゲーム「カードヒーロー」を知り、様々な友人やライバルと知り合いながら、全国大会優勝を目指して戦う……というストーリー。プレイヤーはサトルの立場で「カードヒーロー」の腕を磨いていくことになる。
まず、プレイを始めて感心したのは、TCGに関してはまったくの素人であるサトルに合わせるように、プレイヤーに対するルールの解説は非常に丁寧にされている点だ。少しでも特徴のあるルールが出てくると、プレイヤーが理解できるまでじっくりと説明してくれ、誰でも「カードヒーロー」のルールを熟知することができる親切設計になっている。
タッチペン一本で直感的に操作できるインターフェイスもすばらしい。ボタン操作に対応していない部分があるのは惜しまれるが、それを抜きにしても「使いたいカードをタッチして指定」という簡単な操作は、カードゲームとの相性は抜群であると痛感させてくれる。
簡単なルールから徐々にステップアップ!
プレイヤーが初めて遊ぶことになるのは、「スピードバトル」と呼ばれるシンプルなゲーム形式で、TCGに初めて触れるプレイヤーでも、その魅力を楽しめるようにと配慮されている。
この「スピードバトル」のシステムはきわめて簡単だ。各プレイヤーは前と後ろの2つのマスに1体ずつモンスターを配置し、交互にモンスターに命令をして戦っていく。モンスターはHPが0になると倒れ、先に敵のモンスターを5体倒したプレイヤーが勝者となる。 そんなシンプルなルールの中に、各モンスターの能力を駆使したり、強力な効果をもつマジックカードを使うタイミングを計ったりと駆け引きの要素も多く、入門用のルールといえども十分すぎるほどの面白さをもった内容に仕上がっている。
より強いカードが欲しくなった場合は、ゲーム内で入手できるポイントを使って、カードショップで“ブーストパック”と呼ばれる3枚のカードが入ったパックを購入することができるのだが、何が入っているかは開けてみてのお楽しみ。開ける時は、わざわざパックを切るような形でタッチペンをスライドさせる仕掛けも、実際のTCGのパックを開けているようでちょっと楽しい作業だ。
パックを購入するためのポイントが欲しい時は、“センターモール”に行き他のバトラーとバトルをすることで獲得することができる。各バトラーはそれぞれ性格・戦術ともに個性的で、対戦していても飽きないのはもちろん、勝つ度にランキングが上昇するためついつい繰り返し遊んでしまう魅力がある。また、このゲームに登場するCPUはなかなかに手強く、本気で挑んでも負けてしまうことも珍しくない。ポイントを稼ぐだけでなく、自分の腕を磨くためにも、センターモールは格好の場になっているのだ。
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