人間の声から感情を検知 SGIが語る「音声感情測定器ココロスキャン」のSTとは
|
|---|
セガから2007年8月発売予定のニンテンドーDS用ゲーム、「音声感情測定器ココロスキャン」(ココロスキャン)は、日本SGIならびにその関連会社AGIにより開発されたテクノロジが使われている。 ゲームとは違う部分ではあるが、はたして人間の感情が声から検知できるのか? 開発元の日本SGIにこの感性制御技術システム(ST)について伺った。
|
|---|
| 日本SGI 戦略事業推進本部 執行役員 本部長 大塚寛氏 |
|
|---|
| STの六感構成。喜怒哀のほか、笑い、平常、興奮といったものを主に感知する |
STは、日本SGIとAGIが、次世代インターフェース「感性ユーザインタフェース(SUI)」として、開発を進めてきたテクノロジー。人間の発話音声から、感情認識が可能な技術だ。
今回、このSTの技術部分について、日本SGI 戦略事業推進本部 執行役員 本部長 大塚寛氏に伺った。
STはSensibility Technology(センシビリティ・テクノロジー/感性制御技術)の略称で、コンピュータに人間の心を理解させることを実現させようとする技術の総称だ。
具体的には、人間の感情を「喜び」「怒り」「哀しみ」「平常」「笑い」そして「興奮」といった6種類に分類/認識し、それらに応じた対応をさせているシステムとなる。
感情認識技術としては、インターフェースから入力された声を周波数としてデータ化。さらにその周波数を数値化/分析し、最後に6つの感情のなかから特出している感情を第一感情として、発音した人の感情がどこに分類されるかを決定している。
また、エンジン部分は、単語を登録した辞書ライブラリなどは持っておらず、日本語のみならず、原理的には外国語にも対応できるだろう。とのことだとはいえ、方言や国によるイントネーション等も問題も課題として残っているため、現在も改良が進められている。
ちなみにエンジン自体は比較的較小さい容量で作成されているため、汎用性にも長けているとのことだ。
|
|---|
| ST Emotion SDK付属のサンプルプログラム「Emotion Viewer for ST Emotion」。 マイク入力やWAVファイルから音声データを読み取り、感情を検知することが可能だ。 ココロスキャンではこのテクノロジの仕組みを組み込んだものが使用されている。 |
このSTエンジンを使って作成されたゲームが「ココロスキャン」となる。
「ココロスキャン」では、このSTシステムのエンジンをニンテンドーDS用にカスタマイズしたものが組み込まれており、ゲーム中に出題されるものを内蔵マイクへ声を入れ、その発話音声から感情を認識される仕組みとなっている。
ゲーム中の問題には、動揺を図るウソ発見器のようなものや、「メイド服」や「バニーガール」、そのほかにも「異性と一緒にいるとき」など、感情が高ぶるアイテムや状態を探すものなどが楽しめる。
ゲームのエンジンとしては非常に珍しいシステムになっており、パーティゲームはもとより、(少々不謹慎かもしれないが)会議中の端にセットしておき、現在の雰囲気がどのような状態か? などにも使える非常にユニークアイテムになるといえるだろう。
なお、STはココロスキャンのほかにも、コールセンターのオペレーター支援システムや、バーチャルキャラクターと会話を楽しむモバイルコンテンツ、また2006年3月に発表されたNECの「言花」(KOTOHANA)の感情認識にも採用されている。
ちなみに、STは現在、「ST Emotion」として開発キット(SDK)が、Windows 2000/XP、Linuxで販売されている。
こちらは「非常に怒っている」「少し怒っている」というような微妙な感情状態を10段階のレベルで検出することが可能だ。
GameSpot フォーラム
| 音声感情測定器ココロスキャンについてのスレッドの一覧 | ||
|---|---|---|
| スレッド名 | メッセージ | 最終更新 |


