【レゴ スター・ウォーズ コンプリート サーガ】まさにコンプリートの名がふさわしい完成度! SWサーガの全てがここに……[PR]
A long time ago in a galaxy far, far away……
1977年(日本公開は1978年)に第1作「スター・ウォーズ」が公開され30年。昨年、公開30周年記念イベントがロンドンで開催されたが、日本では今年が公開30周年となる記念の年だ。
そんな記念の年に満を持して登場するのが、本作「レゴ スター・ウォーズ コンプリート サーガ」だ。本レポートでは、Wii版を中心に紹介したい。
さて、今さらスター・ウォーズについての詳しい説明は不要だろうが、念のためごくごく簡単に紹介をしておこう。これを読んでいただいている諸兄には釈迦に説法だとは思うが、ご容赦いただきたい。
前述の第1作から現在までの期間、多くのファンとクリエイターに多大な影響を与え続けてきたSFの金字塔は、2005年に公開された「エピソードIII シスの復讐」で(映画作品としては)完結した。
熱狂的な支持を得た第1作が公開されて3年後の1980年に「エピソード V 帝国の逆襲」が公開。さらに3年後の1983年に「エピソードVI ジェダイの帰還」(※編注:劇場公開時の邦題は"ジェダイの復讐"だったが、現在は制作者の意図に忠実な"ジェダイの帰還"にタイトルが改められている)を公開した後、ジョージ・ルーカスは映像表現の技術に限界を感じ、スター・ウォーズシリーズの制作をやめてしまう。
しかし、映像技術(特にコンピュータによるCG技術)の発展により、ジョージ・ルーカスは再びスター・ウォーズの制作を開始した。描くのはもちろん、映像化されていなかった「エピソードI」〜「エピソードIII」の物語だ(ジョージ・ルーカスがスター・ウォーズの構想を練った際に、そのスケールのあまり大きさに内容を2つに分け、それでも大きすぎるので更にそれぞれを3つのエピソードに分割したというのは有名な話だ)。
このエピソードI〜VIまでの壮大な物語は、「スター・ウォーズ サーガ」としていわば原典として位置づけられ、そのサーガからスピンアウトした作品がコミックスや小説などを舞台に数多く描かれ、現在もその世界は広がり続けている。
本作「レゴ スター・ウォーズ コンプリート・サーガ」は、その原典となる劇場作品6作品をレゴで忠実に再現した作品だ。
レゴで描かれたスター・ウォーズの世界
さて、ではなぜレゴなのか? というのも少し説明しておかなければならないだろう。
ご承知の通りレゴはデンマークのブロックメーカーで、世界的にも業界最大手のメーカー。現代の街並みや職業、車などをモチーフにしたものや、欧米では一般的な中世ヨーロッパ(日本でいうファンタジー)をイメージした商品など、その製品ラインナップは多岐にわたり、キッズ向けトイの定番という枠を越えた一大ブランドとして世界中の人々に愛されているブランドだ。
そんなレゴが初めてキャラクターライセンスの契約を1998年に結んだのが、この「スター・ウォーズ」なのだ。この契約は組み立てセットやフィギュアを生産する世界共通の権利をレゴに委託するという独占契約(契約期間は数年間)というもので、レゴはスター・ウォーズに登場する様々なキャラクターたちを(当然レゴブロックで)再現し発売。レゴで作られたミレニアム・ファルコンやX-ウィングなどは大人気となり、子どもはもちろん、その親の世代も取り込むことに成功した。
コンセプトデザイン ラルフ・マクォーリーの美しく斬新なデザインを、ブロックならではの味はそのままに忠実に再現したレゴの製品は、多くのファンに受け入れられ、数多くあるスター・ウォーズのキャラクターアイテムの中でも、特に人気のあるアイテムとなった。
そして熱心なファンたちは、そのレゴで作られたスター・ウォーズのキャラクターたちを用いて、映画の一場面を再現することに熱中したのだ。
本作「レゴ スター・ウォーズ」はこういう背景の元に作られた作品だ。当然、スター・ウォーズ サーガの作品が全て、レゴブロックで(キャラクターもメカニックも背景も)で再現されている。
さらに、イベントシーンで流れるデモでは、劇場版でおなじみのシーンが、レゴのキャラクターならではのコミカルなイメージで再現されている。同じBGM、同じカット割り、同じキャラクターの演技なのだけれど、ニヤリとさせられる演出が加わり「レゴ スター・ウォーズ」ならではの魅力を作り出すことに成功している。
この、「作品の世界を忠実+αで"レゴで再現"する」という点について払われた努力は相当なもので、セリフをしゃべらないキャラクターたちの感情を表現するために記号化が施された表情や演技などは特筆もの。「戦争が人を偉大にするわけではない」と語るヨーダの有名なシーンがあるが、そのセリフがきちんと"意識せずに"頭の中で反芻されるのだ。
この"意識をせずに"というのが重要で、これはスター・ウォーズのキモを制作者が理解して愛しているからに違いない。
過去、多くのスター・ウォーズを題材としたゲームが発売されたが、サーガ6部作のゲーム化という点では、本作が間違いなく最高傑作といってかまわないだろう。
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