メールアドレス:
パスワード:
GameSpot Japan

蟲師(むしし) 〜天降る里〜(あめふるさと)
 

ゲームである以前に世界観にこだわった 【蟲師 〜天降る里〜】監督&プロデューサーインタビュー

鬼頭世浪(編集部)  
公開日時:2008/01/24 17:06

ゲームの部分ですが、ヤクノから返事が返ってくるものに、滝に行ってみろといった内容のものがありますよね。あれはイベントとは違うものですか?

石綿氏:そうですね。蟲師の世界を感じ取れるような内容ではありますが、イベントとはまた違います。小さなものでは光脈が見えるなどもあります。
 クエストという部分ではゲーム序盤では、村長の腰痛を治すといったものなどがクエストになります。これらのクエストをクリアしていくことで、蟲師としての経験が高まり、ギンコやそのほかの登場人物にも会えるようになっています。

長濱氏:本作を監修させていただくにあたり、さんざん口を出した部分に先ほどのキャラクターゲームの影響がありますね。
 とはいえ、そのゲームはミッションをすべてクリアした後でも、まだミッションが続いていて、見つけてないアイテムなどもまだまだある。終わってからも遊べるようなゲームになっていました。今回の蟲師でも、そういった自由度を蟲師の世界にも取り入れています。
 先ほどの滝の部分をはじめ、蟲師の世界を感じていただくために、ただ見ているだけでもいいような、自由度が高いゲームにしたいというのがありましたね。そういう意味では主人公のストーリーが終わった後にも遊べるように蟲の数なども相当用意したと思います。

そうですね蟲の数もかなりのリストになりますよね。
本作は、ゲーム中には大まかなストーリーがあって、そのストーリーをクリアしたとしても、まだまだ蟲師の世界で探求することができる要素が詰め込まれていると。

石綿氏:一度ストーリーをクリアしないと出てこない蟲もいますね。またギンコはストーリー中に登場するのはもちろん、クリア後にも別の登場の仕方をします。見たことのない色々な会話ができるようになっていますよ。

原作アニメどちらかのファンであればぜひ遊んでほしいような作品にしているということですね

石綿氏:そうですね。ものすごい気を使った部分でもあります。ぜひ遊んでほしいですね。

長濱氏:時々蟲師っぽくないセリフも入ってますけどね。

たとえば?

長濱氏:「SELECTボタンを押すとマップが見れるよ」とか(笑)。

それは最初のチュートリアルじゃないですか(笑)。

一同:(笑)。

長濱氏:蟲師のファンの方はそんなことで目くじらを立てないと思いますが、機能的な説明をするチュートリアルが違和感を感じるくらいに、蟲師の世界観を再現した作品になっています。

 音楽部分で質問させていただきます。アニメもそうでしたが、映像になることで、音が入りますよね。
 DSというプラットフォームでは、ある程度の限界あるとは思いますが、世界を演出する意味でも音は重要だと思います。BGMなどにはこだわられましたか?

石綿氏:ストーリーの重要な部分など以外では、BGMをあまり流したくなかったので、MAP移動中などは鳥の鳴き声や川のせせらぎ、風の音などの環境音を使い、蟲を捕まえるような時は蟲の音を入れているような感じにしています。

長濱氏:そうですね。効果音としてではなく、音楽として楽器の音を使っていますね。蟲の音っぽい音楽になっていますね。
 アニメもゲームもそうですが、作曲を担当していただいている増田俊郎さんが蟲師の大ファンなんですよ。今回もお願いするに当たり、快諾していただきました。音楽というよりは環境音、空気感としてすごいいい作品ができあがってますね。

「蟲師 〜天降る里〜」は、マルチコンテンツとしては原作、アニメ、映画と続き、ゲームはかなり後になって発売されますね。元々が期間に合わせた制作であったのか、そうではないのか、また、ゲームの製作はどれくらいの期間を費やしたのでしょうか?

石綿氏:企画はかなり前からありましたが、動き始めたのは約1年前くらいですね。

長濱氏:企画のときは二転三転しているんですよ。でも完成しましたね。何とか。

かなりマメに監修されたと

長濱氏:制作期間中はちょっと嫌な人間になってましたね。ここが違う、足の形が変に見える、子どもと大人の比率が違うとか。

アニメの制作にかかわれていると、対比図などは重要になりますよね。

長濱氏:そうですね、そこは重要な部分ですね。それと、ゲームの製作者ではないんですが、背景のラフ絵を書くときにアニメと同じように書いてしまうんですよ。ゲームの場合は、なるべくフラットにしているじゃないですか。

三叉路の部分など画面を切り替えると困惑する部分もありますよね。十字キーを下に入れっぱなしで移動したら、次の画面で前のマップに戻ってしまうような

長濱氏:そうですね。しかし、世界を再現したかった部分でもあって、大変な部分でもありました。
 私としては、アニメの画面なので、ひとつの画面で立ち止まりたいか、そうでないかという通過点というのは用意したくなかったですね。そこの景色の中で、自分がいるとか立ち止まって見てみたいというような演出をしたかったんです。
 もし、許してもらえるなら、木陰に入ったりとか、そこに蟲がいたりといった見え方もあったと思います。
 たとえば、滝も滝を見るために作ったり、沼もヌシがいるような絵にしたかったり。

ゲームとしてのユーザビリティを犠牲にしても、世界観を大事にしたかったと

石綿氏:そうですね、そこは原作やアニメのファンの方にはゲーム性というよりは、蟲師の世界を見たり、入りこんだりといった、原作とアニメの部分の評価の高さなどを踏まえた上で、大事にしたかった部分ですね。

ゲームユーザーからすると難しい部分ですね。
しかし、今回大事にしたかったのはコミックスとアニメという非常に核となる部分だったと。

石綿氏:そうですね。そう思っていただけると助かります。

長濱氏:アニメにするときに、ゲーム化と同じことがあったんですよ。原作を知っている方にも見れるような、アニメらしいアレンジも入れた方がいいのではないかなど、様々意見がありました。
 しかし、原作が非常に良い作品だけに、このままいったほうが良いと思ったんですよね。
 そうした結果、原作を好きな人は、アニメを見たときに気に入ってもらえたんですよね。原作と同じものとして蟲師の世界を受け入れられたというのが、自分としては自信になりました。
 ゲーム部分では、企画の段階でも蟲師のファンの方のためにしか作りませんと断言していまして、蟲師を知らない人というよりは、知っている人のためを思って作らないと思って監修していました。原作ファンの人が納得のいかない作品であったら、遊んでいただいても、誰も他の人には勧めませんよね。
 ですので、原作ファンもゲームになったら、これはアリだな。といったところは大事にしていると思います。

ゲームよりの人間からはそういう意見は出てくるとは思いますよね。私的に蟲師の世界観を納得しつつも持ち物の部分が、まだ厳しい部分でした。蟲を簡単に捕まえるために蟲封じの薬を作ることもできますが、作ろうと思っているうちに持ち物もいっぱいになってしまい、薬を作るための薬草が拾えなかったりとか。

長濱氏:あぁ、嫁さんにも言われましたね(笑)。石綿さんとも話をしていて、むしろ不便さもこの世界にとっては大事だという結論になったんです。

石綿氏:持ち物の部分は悩んだ部分でもありました。蟲師の世界感を大事にするということで、アイテムをスタックできたり、無限に持てるということをしていいものなのかと。ただ、その段階で蟲師の世界観がゲーム内で確立しはじめていたので、ここで世界観を濁らせてしまっては今まで長濱さんやスタッフが積み上げてきたものが、無駄になってしまうと思って決断をしました。
 また、長濱さんには、細かいところまで見ていただいたので、チェック前と後ではクオリティが全然違いましたし、ゲームという畑違いの部分ではありましたが、真剣に見ていただいた部分に長濱さんの本気を感じた気がしたので、世界観を壊したくなかったんです。

長濱氏:そうですね、ゲーム制作は未知の部分でしたが、言ってみないとわからないというところから、手探りで進めましたね。
 DVDもコミックスと並べてほしいというのがありましたので、ゲームのパッケージも並べてほしいような作風にこだわりました。ぜひ一度見てください。

では最後にファンの方に向けてのメッセージをお願いします。

長濱氏:2005年にアニメが終了し、2008年でゲームが出るということ自体がこの作品を物語っていると思います。今出さなければいけないという作品ではなく、3年たった今、ゲームがでるということはひとつの結果だということだと思います。
 2008年3月にDVDボックスが出るということなど、蟲師に関われていることが幸せです。
 ゲームもまたひとつの蟲師としてファンに受け入れてもらえると嬉しいです。 ぜひ楽しんでください。

石綿氏:長濱さんをはじめ「蟲師 〜天降る里〜」に携わったスタッフの方にご協力いただき、一ファンとしても非常にうれしい作品です。スタッフあっての作品として非常に良いものが出来上がっています。ファンの方にぜひ楽しんでいただければと思います。

蟲師 〜天降る里〜

インタビューの途中ではあるが、ゲストとして、アニメ「蟲師」のギンコ役、中野裕斗さんが登場。中村さんはインタビューまで「蟲師 〜天降る里〜」をプレイしておらず、短い時間ではあったが、プレイしていただいた。  中村さんは「蟲師の世界が非常にうまく再現されていて非常に驚きました。」といったコメントのほか、1月26日に行われるイベントなどについてもファンへのメッセージをいただいた。

中野裕斗氏:久しぶりに蟲師のギンコとして26日のイベントに参加させていただきます。お楽しみに。DVD BOXも出ますのでぜひよろしくお願いいたします。

蟲師 〜天降る里〜

GameSpotにサインアップしてあなたの情熱を票にしよう!


1 人がこの記事でテンションあげてます。

GameSpot フォーラム


蟲師(むしし) 〜天降る里〜(あめふるさと)についてのスレッドの一覧
スレッド名 メッセージ 最終更新
蟲師(むしし) 〜天降る里〜(あめふるさと) |
サマリー | レビュー | ニュース | スクリーンショット | ビデオ |
ダウンロード | 特集

タイトル情報

蟲師(むしし) 〜天降る里〜(あめふるさと) () 蟲師(むしし) 〜天降る里〜(あめふるさと)
パブリッシャー: マーベラスエンターテイメント
デベロッパー:
プラットホーム: DS
発売日: 2008/01/31
価格: 5040円
GSスコア
-
ユーザースコア
-
(0 票)
ランク:-  
DSオンラインランク:-
ユーザーレビュー:-
期待してます!:-
お気に入り:-
プレイ中:-
Myゲーム登録者数:-
コピーライト: (C) 漆原友紀/講談社・「蟲師」製作委員会
(C) 2008 Marvelous Entertainment Inc.

ストーリータグ

タグ数:0

最新ユーザーレビュー

ペルソナ4
!名作!
"人にススメたくなる"
前作からの安定したシステムに、あえてひねった設定、話にはせずに、お約束的?ストーリがほどよくマッチ! 続きを読む »
投稿日時:2008/09/07 06:24:15
Spore(スポア)
傑作!
"ちょっと人を選ぶかも?"
自分で作り上げた生命体を進化させる喜びを味わえる 続きを読む »
投稿日時:2008/09/06 10:55:52
モンスターハンターポータブル 2nd G
傑作!
"すばらしい!"
過去作品から比較してバランスが良い良作 続きを読む »
投稿日時:2008/09/04 01:33:23

GameSpot レビュー

8.5
!名作!
ソウルキャリバーIV

パブリッシャー:バンダイナムコゲームス
デベロッパー:-
ジャンル:アクション, 武器格闘アクション
発売日: 2008/07/31
価格: 7800円(税込)
7.6
良作
国盗り頭脳バトル 信長の野望

パブリッシャー:コーエー
デベロッパー:-
ジャンル:ボード, 波瀾盤上ストラテジー
発売日: 2008/06/26
価格: 5040円(税込)